扶桑社BOOKS新書<br> 日本国憲法 八つの欠陥

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扶桑社BOOKS新書
日本国憲法 八つの欠陥

  • 著者名:百地章
  • 価格 ¥1,056(本体¥960)
  • 扶桑社(2021/03発売)
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  • ISBN:9784594087371

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内容説明

七十年以上放置された憲法の欠陥とは?
今を生きる私たちは将来の日本人にどんな憲法を残したいのか? 本来あるべき憲法の姿を考える!

・コロナ禍や大規模災害などの緊急事態に対処する規定がない
・中国・北朝鮮の侵略行為に無力な9条
・96条の手続きが非現実的で改正できない…

<「はじめに」より抜粋>
「緊急事態条項の欠如」や「憲法九条」「憲法前文」以外にも、日本国憲法にはさまざまな不備や欠陥が見られます。
○ 天皇の地位と権能が不明確(憲法1章)
○ 厳格すぎる「政教分離」(20条)
○「個人」の権利を優先し「家族」を軽視(24条)
○ 憲法改正手続きが厳しすぎて国民投票もできない(96条)
そしてこれらの欠陥にも通じることですが、他国の憲法と比べて日本国憲法に決定的に欠けているのが、「国家」という視点です。
私たちが自分の子供や孫たち、さらに将来の日本国民に、どのような日本で暮らしてもらいたいかを考えることは、彼らにどのような憲法を残していくべきかを考えることです。それゆえ明らかな憲法の不備や欠陥について、どうすればよいのかを考えることは、現代を生きる私たちの責務ではないでしょうか。


【目次】
はじめに 七十年以上放置された憲法の欠陥

第一章 緊急事態条項の欠如で助かる命も救えず

第二章 国と国民を守る「軍隊」の保持を禁じた九条
第一節 九条問題の理想と現実 / 第二節 時代遅れの自衛隊違憲論 / 第三節 国際常識から離れた集団的自衛権違憲論

第三章 「自分の国は自分で守る」を忘れさせた前文

第四章 天皇は「日本の君主・元首」ではない?
第一節 「君主」「元首」規定の欠如と国事行為の問題点 / 第二節 男系(父系)による皇位の安定的継承を

第五章 「政教分離」が厳格すぎてお守りまで禁止

第六章 「個人」絶対視の二十四条は「家族」すら壊す

第七章 世界一厳しい憲法改正の手続き

第八章 「政府」だけで「国家」がない憲法

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ohe Hiroyuki

2
改憲派の論客である著者による、日本国憲法改憲論を記した本である。本書を読むと一通り改憲論については押さえることが可能である▼新書なので、どうしてもヴィヴィットになってしまう部分もああるが、議論を進めていくためには改憲論の書籍が普及していく必要があるであろう。2023/03/16

tnyak

2
日本国憲法の改正すべき箇所とその理由を、わかりやすく説いたへん。日本人必読の一冊。2021/04/05

depo

1
東日本大震災が発生したとき、実は統一地方選挙の年で、幾つかの地方公共団体で長と議会議員の任期切れを迎えていた。そこで国はその任期を伸ばすために法律を制定して乗り切った。これは地方なので法律の制定で何とかなったが、国会議員の任期は憲法に規定されている。また、緊急集会も開けないような状況の場合、緊急事態規定を憲法に置くのに反対する人々は法律で何とかなると主張するが、違憲の法律を制定できると考えているのだろうか。これこそ立憲主義に反すると思うが。2021/09/26

木村あきら

1
家族と国家。残すべき憲法という考え方は持ったことがなかったので参考になった。 著者のポジションが明確なので、賛同するわけではないが、勉強になった。 ①家族保護の観点がない。夫婦別姓を実際に行いたい人は8%ほど。→望む人はやればいい。という話だけでは議論が深まってない可能性がある ②憲法は長年培ってきた価値観などを国として反映させるもの。井ノ上毅は日本のさまざまな文献を勉強した。 ③日本は憲法改正に言及すると政治生命が危ぶまれた経緯があった。国民的議論がおこってない→ここは確かに問題2021/05/03

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