ヴィクトリアン・ダンディ - オスカー・ワイルドの服飾観と「新しい女」

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ヴィクトリアン・ダンディ - オスカー・ワイルドの服飾観と「新しい女」

  • 著者名:佐々井啓
  • 価格 ¥3,300(本体¥3,000)
  • 勁草書房(2021/03発売)
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  • ISBN:9784326602766

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内容説明

人目を惹く装いやとっぴな言動で「世紀末ダンディ」と呼ばれたオスカー・ワイルド。服飾を社会階級による縛りから解放し、健康的・合理的・美的衣服の在り方を説いたその主張は、コルセットやハイヒールを廃した実用的な女性の服飾を社会に広める役割を果たした。ワイルドの評論や講演を中心に彼の服飾史における功績を問う。

目次

推薦のことば
はじめに

第1章 ワイルドの服飾観
 第1節 ダンディこそ未来の支配者――ワイルドの装いと紳士服
 第2節 ネクタイとボタンホール――『ドリアン・グレイの肖像』にみるダンディ
 第3節 肩から下がるドレス――理想の女性服
 第4節 流行の女神の専制政治――『ウーマンズ・ワールド』の記事から

第2章 ワイルドの喜劇にみる衣裳
 第1節 緑のカーネーション――『ウィンダミア卿夫人の扇』
 第2節 黒いドレス――『なんでもない女』
 第3節 「流行」は自分が身につけているもの――『理想の夫』
 第4節 ピンクの薔薇――『まじめが肝心』

第3章 演劇にみる「新しい女」の表象
 第1節「新しい女」とは
 第2節 炎のイヴニング・ドレス――『タンカレイの後妻』
 第3節 ドアの鍵と煙草――『新しい女』
 第4節 指輪とブレスレット――『反逆するスーザンの事件』

第4章 ヴィクトリア朝の新しい服飾表現
 第1節 五時のお茶――ティー・ガウン
 第2節 女性の自立――テーラー・メイド・コスチューム
 第3節 日本趣味――ティー・ガウンと子どもファンシー・ドレス

おわりに

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参考文献
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事項索引

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