台湾の企業戦略 - 経済発展の担い手と多国籍企業化への道

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台湾の企業戦略 - 経済発展の担い手と多国籍企業化への道

  • 著者名:朝元照雄
  • 価格 ¥3,740(本体¥3,400)
  • 勁草書房(2021/03発売)
  • ポイント 34pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784326503995

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内容説明

台湾積体電路製造(TSMC)、聯発科技(メディアテック)、鴻海(ホンハイ)、群創光電(イノラックス)、華碩電脳(エイスース)のSWOT分析、キャズム理論、破壊的イノベーション、eCMMSモデル、ファイブ・フォース分析などケーススタディーを行う。

目次

はしがき

第1章 台湾積体電路製造 (TSMC) の企業戦略
 -世界最大のファウンドリー企業の成長過程-
  はじめに
  I. 工業技術研究院からのスピンオフ
  II. TSMCの技術力
  III. 企業理念と競争力の源
  IV. TSMCの企業戦略
  おわりに
  コラム(1) 若き張忠謀 (モリス・チャン)

第2章 聯発科技 (メディアテック) の企業戦略
 -中国・山寨携帯電話のプラットフォームを支えた半導体設計企業-
  はじめに
  I. 聯発科技の沿革
  II. 光学ドライブ用チップ
  III. モバイル通信用チップ
  IV. デジタルテレビ制御用チップ
  おわりに

第3章 鴻海 (ホンハイ) の企業戦略
 -世界最大のEMS企業の成長過程-
  はじめに
  I. 草創期 (1974~1980年)
  II. 成長期 (1981~1990年)
  III. 飛躍期 (1991~2000年)
  IV. ハイテク構築期 (2001年~現在)
  V. 鴻海の企業戦略
  おわりに
  コラム(2) 郭台銘語録

第4章 群創光電 (イノラックス) の企業戦略
 -奇美電子買収後のサプライチェーンの構築-
  はじめに
  I. 液晶パネル産業のサプライチェーン
  II. 奇美電子の沿革
  III. 群創光電の沿革
  IV. 群創による統寶光電と奇美電子の買収戦略
  V. 合併後の群創のサプライチェーン
  おわりに

第5章 華碩電脳 (エイスーステック) の企業戦略
 -マザーボードからの多角化経営-
  はじめに
  I. 華碩の沿革
  II. 華碩の組織構造
  III. 華碩の企業戦略
  おわりに

初出論文
人名索引
事項索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Koi

2
ファウンドリー企業としての発展(ファブレス企業が垂直統合IDM型企業に委託すると情報流出&自社ロット優先)の要因。台湾の国策としての工業技術研究院(ITRI)からのスピンオフ。TSMCの最大の競争武器は高水準製品の製造技術。ICICの企業文化(integlity,commitment,innovation,custmor focus)。資産の大小ではなく企業の発展性を重視する共同成長モデルにて支援を行う。ファウンドリー産業は景気動向やヒット製品に左右される水商売。研究開発の重点は製造工程の歩留まり率の向上2022/05/19

1
ファウンドリーという自社ブランドを持たず他社から半導体の製造委託を受けるビジネスで台湾積体電路製造(TSMC)の企業戦略についてSWOT分析を示しながら初書かれている。企業の戦略では、国内の出資状況が乏しくなると、政府は海外で名が知られた該私企業の出資者を見つけ、国内の投資家の信頼を得るという戦略がある。メディアテックの破壊的なイノベーションについてCD、DVDのチップについて光学ドライブ製品の規格比較などが書かれている。世界最大のEMS企業のホンハイについてパソコンシステムのスマイルカーブ理論がある。2014/11/14

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