消費の美学 - 消費者の感性とは何か

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消費の美学 - 消費者の感性とは何か

  • 著者名:牧野圭子
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 勁草書房(2021/03発売)
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  • ISBN:9784326550722

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内容説明

使い慣れた道具への愛着、見慣れた店が取り壊されているときの寂しさ、あるいはチャルメラを聞いた時に感じる懐かしさ。消費の美学はこうした経験を扱う消費者行動研究の一分野であり、多くの学問領域がかかわる学際的な分野である。本書は日本ではまだほとんど知られていないその全体像を解説し、主要なトピックについて論じる。

目次

はじめに-研究テーマとしての消費者の感性

第I部 消費の美学を知る

第1章 消費者行動研究と消費の美学
 1 消費者行動研究の全体像
 2 「経験」重視のトレンド
 3 消費の美学の位置づけ
 4 消費の美学と象徴的意味研究の区別
 5 消費の美学の研究方法
 第1章のまとめ

第2章 消費の美学という研究領域
 1 消費の美学を学ぶための用語
 2 消費の美学の基本的な考え方
 3 消費の美学が取り上げる問題
 第2章のまとめ

第3章 消費の美学と関連領域
 1 感性研究全般における消費の美学の位置づけ
 2 理論・基礎概念に関する関連領域
 3 具体的な現象に関する関連領域
 4 消費の美学の独自性と存在意義
 第3章のまとめ

第II部 消費の美学を探る

第4章 芸術作品とポピュラー・アートの鑑賞
 1 知覚対象の真正性
 2 知覚対象に関する知識
 3 感性的な性質
 4 知覚対象の複雑さ
 第4章のまとめ

第5章 商品・店舗の感性的側面と消費者の反応
 1 感性に対置される概念
 2 知覚対象の典型性
 3 感性的な商品やショッピング環境の影響
 第5章のまとめ

第6章 消費生活の中の情趣
 1 芸術鑑賞とは異なる感性的経験
 2 感性的経験が生じるまでの時間
 3 感性的経験の分析単位
 4 消費生活の中で生じやすい情趣
 第6章のまとめ
 補遺-想像活動による感性的経験

おわりに -「生きたデータ」としての消費者の感性
引用文献・新聞・インターネット資料
事項索引
人名索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ozapin

0
意外とこのジャンルの本はない。データの見えざる手の人と組んでもっともっと定量に入っていけると面白い。ルノワールの絵画を表紙に使うのはいいアイデアだった。2015/04/19

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