「高齢ニッポン」をどう捉えるか - 予防医療・介護・福祉・年金

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「高齢ニッポン」をどう捉えるか - 予防医療・介護・福祉・年金

  • 著者名:浜田陽太郎
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 勁草書房(2021/03発売)
  • ポイント 22pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784326654260

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内容説明

新聞記者として長年社会保障報道に携わり、社会福祉士としても活動する著者による「高齢ニッポンの捉え方」。予防は日本を救うのか?公的年金はどこが大切なのか?テクノロジーは介護現場の人手不足を解決するか?正しいデータと事実関係を踏まえて、単なる問題点の指摘や批判にとどまらない建設的な議論のアリーナを開くために。

目次

はじめに

序 章 コロナ禍をどう転じさせるか

第1章 誰でも介護が必要に
 第1節 八〇歳まで働くはずが……。六九歳警備員の誤算
 第2節 人手不足と介護の「質」
 第3節 派遣で働くのは、なぜ「コスパ」がいいのか?
 第4節 テクノロジーは人手不足を解決するか
 第5節 「いい加減」は「よい加減」? 日本の介護職と一緒にスウェーデンで実習
 第6節 家族と地域の責任とは

第2章 予防は日本を救うのか?
 第1節 テクノロジーと医療
 第2節 永田町・霞が関で経産省主導の「予防医療」
 第3節 予防医療の「聖地」、広島・呉を訪ねる
 第4節 「葉っぱビジネス」の町で 高齢者が活躍でも医療費減らない?
 第5節 生活習慣病は「自己責任」なのか

第3章 公的年金保険はどこが大切なのか
 第1節 お金としての「安定感」
 第2節 「主婦の年金」が導火線 二〇〇〇年代初頭の記録問題
 第3節 「宙に浮いた年金」「消された年金」
 第4節 非正規労働者問題の核心、厚生年金の適用拡大
 第5節 社会保険庁が残した教訓
 第6節 年金「制度」はどう報じられるか
 第7節 二〇〇四年年金改革の表と裏
 第8節 民主党の「年金改革」から学んだこと
 第9節 年金の「複雑さ」と格闘する
 第10節 「老後二千万円不足」問題から考える

終 章 高齢ニッポンをどう捉えるか 社会保障のメディアリテラシー
 第1節 首相官邸取材という異世界
 第2節 メディアが抱える三つの課題
 第3節 デジタル化をどう生かすか
 第4節 普通の現場は取材する現場とは違う
 第5節 「観客」「犠牲者」を脱するために

おわりに

索 引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

お抹茶

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朝日新聞の記者が現場で考えたことや報道の反省を素直に記す。地域福祉の報道では,行政の硬直した対応をよく批判するが,公的組織が無限責任を負えないことを理解したうえで考える必要がある。市民が行政に任せて文句を言うだけだとポピュリスト的な権力者につけ込まれる。予防医療,ベンチャー企業参入による医療費削減など,ストーリーは良さそうでも,「その先」を考えないと見かけ倒しになるとのこと。年金問題では,マクロ経済スライドが機能しにくい点にシルバー民主主義を感じた。2021/08/09

Go Extreme

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悲惨と批判だけに終始しない 恐怖本能を刺激 メディア:不安産業 不安に応える報道→不安をあおる結果 ほとんどの情報:関心フィルター通過できず 本能を刺激する情報:フィルターの穴通過 太くなった当たり前→どこまで細くなる 予防・健康管理への重点化 クリームスキミング・良いとこ取り やる気にさせる:お金に頼るのがもっとも高くつく 沈没寸前の豪華客船 WPP:長く働く→私的年金が中継ぎ→公的年金で締める 構図の単純化 メディアの課題:地道な報道難しい・複雑さ扱いきれず・有権者を観客扱い 悲惨なエビソードの陥穿2020/10/17

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