竹書房怪談文庫<br> 信州怪談

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竹書房怪談文庫
信州怪談

  • 著者名:丸山政也【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 竹書房(2021/02発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801925595

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内容説明

徹底取材!
長野県各地で今も起きている怪奇現象の数々を丸山政也が描く!

心霊譚が絶えない長野市のホテル
善光寺に巣食う妖しい怪異の数々
死者に呼ばれる軽井沢大橋
車中に何かが乗り込む碓氷峠
小岩嶽城址の怨霊武士
菅平高原の首なしラガーマン

〈奇譚百物語〉シリーズの丸山政也が地元長野県の怖い話を纏めた実話怪談集!
・松本市のとある住宅におぞましい異形が巣食う…「借家」
・木曽路にて、不気味な猿に導かれた先で驚愕の光景が…「猿の怪話」
・断崖で視たこの世の者とは思えぬ存在…「半過岩鼻」
・天竜川の舟下りで現れた恐ろしい怪異…「南原橋」
・日本有数のパワースポットで撮れた不可思議な心霊写真…「分杭峠」
・岡谷市の神社の怪異、その裏に凄惨な事件が…「池に浮かぶもの」
――など身も凍る恐怖体験談に加え怖い民話も数多く収録!
伝承の宝庫・信濃には恐ろしい場所が数多く存在する…

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

75
実話怪談集。というより長野各地の怪談奇談を集めた本という趣。著者らしい実話怪談はあまり見受けられないが、語り継がれた民話調の話や河童の話、民俗学的に興味をそそられる話等が多く一気に読ませられる。特に興味深かったのは「たまよび」これ平安時代とかの文献にある「たまよばい」ですよね。斯様な風習が昭和まで残っていたというのもまた面白い。他にも「おじろく、おばさ」の制度。そういう制度があったのは知っていたが、彼らの心理に踏み込んだものは初めて読む。もう少し詳しく書いて欲しかったと思ったが、怪談集で方向性が違ったな。2021/03/17

眠る山猫屋

57
「恐さ」よりも「怖さ」だろうか。心に受けるダメージよりも、寄り添うような怪異が多い。優しいという訳ではなく、そこにあるだけの怪異。民話的なエピソードも多く、怖さを求める方には物足りないかもしれないが、読み進めていくうちに不思議な安定感みたいなものを感じたかもしれない。人のような猿の怪話、祟る木。火の玉。ありふれているようで、そうでもない。地域に由来する怪話も多く、信州という土地柄に想いを馳せる。2023/12/12

坂城 弥生

41
知ってる地名も多くて興味深い。2021/04/06

りらこ

26
昔話というか古くから伝わる怪の話が多かった。長野県は子どもの頃夏になると避暑のため1ヶ月位過ごしていたので、馴染みのある地名もあり、自分が体験した不思議な夏のことなども思い出した。怪というほどではないので、子供心に不思議だなと思った程度の。2021/08/15

FFM

9
長野県の各所に伝わる怪談。知っているものもあったが、知らなかった近所の怪談もあり、少し恐ろしい感じもした。

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