POSITIVE DEVIANCE(ポジティブデビアンス)―学習する組織に進化する問題解決アプローチ

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POSITIVE DEVIANCE(ポジティブデビアンス)―学習する組織に進化する問題解決アプローチ

  • ISBN:9784492534359

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内容説明

世界41カ国で実践!
SDGs時代の問題解決バイブル、待望の翻訳!

ポジティブデビアンス(PD)とは、同じコミュニティや組織などで、問題が発生している悪条件の現場のなかで良い結果を出している「逸脱者」です。このPDが成果を出したプロセスを問題解決につなげるのがPDアプローチです。

PDアプローチは、世界41ヶ国で、複雑で解決が困難な問題、たとえば子どもの栄養不良、学校の退学率、ウイルスの院内感染、新生児や母子保健、少女の人身売買などを解決するための手法として長年使われています。

最近では、本書でも、製薬メーカーのメルク、投資銀行のゴールドマン・サックスが事例として扱われているように、PDアプローチの導入で、現場主導で問題を解決し、現場がさらに自ら考える組織に進化することから、ビジネスの世界でも注目されています。

本書は、最難関課題を、予算をかけずに、短期間に解決に導いたさまざまな事例を取り上げ、PDアプローチについて解説しています。社会起業家、イノベーター、企業リーダー、政策立案者など、喫緊に解決するべき社会的問題やビジネスの問題を解決したいチェンジメーカーをワクワクさせる一冊です!

【付録】
・PDアプローチを実践するためのフィールドガイド
・日本語版オリジナルのビジネス視点の訳者解説

目次

第1章 あらゆる困難を乗り越えるポジティブな逸脱者を探せ!
第2章 目前に迫った危機が新たな機会を生み出す
第3章 慣習と伝統をいかに変化と調和させるか
第4章 どのようにして解決策を実行してもらうか
第5章 早い段階での勝利、浪費された利益
第6章 問題は解決されるまで本当に理解することができない
第7章 漸進的な学習プロセスが意図しない結果をもたらす
第8章 学習する組織のマネジメント
付 録 PDアプローチの基本的なフィールドガイド
訳者解説 PDのビジネスへの応用

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HideTanaka

6
問題解決できる組織を作るために、成功した逸脱者を見つけ広げるアプローチです。ベストプラクティスという言葉が好きではない人で、撞着論法が好きな人に向いています。つまり、私向き。 「手の届きそうな人たち」の成功事例を学んでいくボトムアップのプロセスやコミュニティの自己組織化が大切にされ、どこかのベストを持ってくる「べスプラ」のトップダウンな考え方と決定的に違います。 「問題は解決されるまで本当に理解することはできない」等、印象的なフレーズも。巻末の原田先生の解説も秀逸で、こちらからの方が読みやすかったかも。2025/07/24

☆ツイテル☆

2
フライヤー2021/12/03

Terry K

1
残業時間問題を解決するため、残業時間の多い人にインタビューを繰り返したが一向に前向きな意見は出てこない。本書を読んで、そうか、同じ状況下でも残業を抑えられている人を抽出して彼らがどのように時間管理しているのかを聞いていけばいいんだ、と思いついてやってみたら細かいけれども確実に応用できる知恵が引き出せてきている。発想の転換をドライブしてくれた貴重な本。2021/05/16

Go Extreme

1
あらゆる困難を乗り越えるポジティブな逸脱者:見えるはずなのに見えない 適応課題 Howの違い 目前に迫った危機→新たな機会:ベースラインとプラクティス つまずきながら学び改善 専門家の罠 慣習と伝統をいかに変化と調和させるか:イノベーションの前提条件 どのようにして解決策を実行してもらうか 早い段階での勝利、浪費された利益 問題は解決されるまで本当に理解することができない 漸進的な学習プロセスが意図しない結果をもたらす 学習する組織のマネジメント PDアプローチの基本的なフィールドガイド ビジネスへの応用2021/04/12

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