内容説明
不倫の渦に巻き込まれた人はどうなるか? 人はなぜ、タブーを犯すのか。芸能人に限らず、日常で耳目を集め続ける不倫。シタ側、サレた側両面の心理を精神科医が明らかにする!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
駄目男
10
最高の恋愛は不倫だという説がある。「救急医療のようなもの」「結婚生活のガス抜き」と言った人もいたが、不倫にガス抜きの側面があることは否定できないであろう。不倫は日常生活の責任も重荷もなく、生活費の工面や、子供の教育、嫁姑問題もなく、一瞬にせよ別の自分になれるという開放感がある。あまり言いたくないことだが、私は若くして結婚し若くして離婚した。その間、たった1年だが、既に半年前には別居していた。密かに不倫していたのだが、相手には知られないまま他の理由で離婚した。その後の人生は乱れたものだった。2023/09/04
ねね
7
人はなぜ不倫をするのかと思っていた。 不倫が絶対に悪いと思わず、自己正当化が強く 夫婦間の愛情や信頼関係、子供への思いやりを重視していない。 それで「快感原則」が「現実原則」を上回って後先の事を考えられないでしてしまう そういうことかとこの本を読んで納得できた。 2024/12/29
Go Extreme
4
不倫の理由:性欲を満たす サチリアージス 女であることの再確認 自分の人生を取り戻す 心身の病気 復讐 不倫を繰り返す心理:特権意識 性欲を満たす道具 狩りの快感 禁を犯す快感 奪う勝利感 悲劇のヒロイン 自分だけは大丈夫 悪いと思わず 不倫に対する反応:怒りに震える 喪失感 罪悪感 恐怖 不倫のトラウマ:強迫概念 晴天の霹靂 現実逃避 自信喪失 人間不信 再構築か離婚かの分かれ目:怒りと復讐願望 それでも修復したいのなら:5つのステップ 不倫にはそれなりの覚悟が必要:失うもの 快感原則と現実原則 2021/03/30
Chestnut
1
「快感原則」に従いすぎると、傷つく人が出る。精神科医がみた不倫により病んだ例を知ることができた。2021/07/18
みぃ
0
「現実原則」と「快楽原則」快楽のまま従うとあとから悪いことが起こる。ひき逃げの例も出てきたが、いろんなことに言える。いつどこで不倫をするか、されるかなんてわからない。未来は想像できない。覚悟をしようと思った。1度だけ許そう、そして信じる、信じる自分を信じる。また裏切られたら、それは信じた自分が悪かった。そう思えるように。不倫に関わらず、人間関係全てに言える。「自殺は多くの場合誰かに対する怒りや攻撃性が反転して自分自身に向けられること。復讐したいが有効な手段が見つからず絶望し自殺で復讐するとも言える。」2021/05/24