イースト新書<br> ドラッグストア拡大史

個数:1
紙書籍版価格
¥946
  • 電子書籍
  • Reader

イースト新書
ドラッグストア拡大史

  • ISBN:9784781651293

ファイル: /

内容説明

なぜドラッグストアは一人勝ちできたのか!?

小売業が大激変に見舞われた平成時代に、急成長を遂げたドラッグストア――。薬局・薬店にしかすぎなかった個人商店から、いかにしてチェーン化を成功させていったのか。アメリカ小売業からの模倣と別様な業態への進化、食品やペットフードまで取り扱う品揃えの拡充、美容・健康ニーズという時代の追い風、そしてデジタルシフトへの取り組み。「マツモトキヨシ」「ツルハ」「ウエルシア」「コスモス薬品」……街のインフラとしての地位が確立され、スーパーもコンビニも脅かす存在となったドラッグストア、その躍進の歴史と展望に迫る。

【目次】
はじめに
第一章 薬局からドラッグストア・チェーンへの転換
第二章 ドラッグストア成長記
第三章 ドラッグストアの武器は何か
第四章 ドラッグストアの未来戦略
おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nishiyan

20
日本で最後に登場し、今も成長を続ける小売業態Dg.sの歴史を紐解いた本書。小売業態が進化するきっかけである「法律・競争環境の変化」と「消費者の変化」を軸に米国のDg.s事情も俯瞰した内容は興味深い。医薬品・化粧品の再販撤廃、大店舗法廃止に対応しつつ、都市型、調剤併設、郊外型、食品強化型といったDg.sを作り上げた各社の歴代経営者のチャレンジ精神には頭が下がる。コロナ禍で、ますます重要度が高まるDg.s業界。政治へ働き掛けて米国型のある程度、薬剤師が医療行為ができる社会を目指すのだろうか。気になるところ。2021/03/27

リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん

18
ドラッグストアの躍進している背景がしっかり書いてあるから分かり易い。2021/03/13

ヒデキ

18
ドラッグストアの歴史と戦略を業界ジャーナリストの立場から書かれた本です。 高齢化とデフレで小売り業が小商圏になっていく時代に台頭してきたドラッグストア 今後は、どの方向へ行くのでしょうか 2021/02/26

スプリント

11
ドラッグストアの店舗数もかなり増えているようです。 コンビニと商業圏が重なる部分が大きいのでやがてコンビニとの生存競争がは激しくなるのでしょう。2022/06/12

kenitirokikuti

9
著者は『月刊マーチャンダイジング』主幹(1997年創刊)。薬局の専門誌・業界紙はドラッグストア(以下、DgS)という新業態に未マッチで、同誌がDgS経営者の支持を受けたのである▲第一次成長期はマツキヨ。平成初期。第二次は大店法廃止後。DgSは中型化し、ディスカウント店化する。第三次はここ10年の大量出店。主要DgSの売上は2〜4倍になっている▲DgSは借地で、そこがバブル崩壊で滅んだダイエーと違う。また、同じ理由で小商圏を対象とする。広域化する場合は集中出店する。2021/02/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17191283
  • ご注意事項