内容説明
K-POPの中心どころか、手でそっと押すと消えてしまいそうな片隅で第一歩を踏み出したBTS。そんな彼らとともに乗り越え、歩んできた、ARMY。
最高のファンダムを、社会学の視点から分析する。
日本語版には、古家正亨氏特別インタビュー「彼らは世界を一つにする象徴だから」を掲載。
【目次】
01 K-POPの片隅で
02 投票で大きなうねりをつくる
03 最高のプロモーター「ARMY」
04 多様性のファンダム
05 言葉の壁を飛び越えて
06 ファンダムはそして、社会へ
07 これからの道
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
22
推し活についてよく分かる一冊。armyとBTSの関係は、他のファンダムと違うんだなと思わされた。これぞ、推し活の極み!2025年が楽しみ。2023/12/20
mikarin
22
沼に落ちたのが去年の6月。そこから過去へ遡っていますがネット上にあまりにも情報があふれていて溺れそう。それまでK-POPに全く縁がなかったのでどれが本当でどれが嘘か感覚として分からない。なのでとりあえず信用できそうな本を1冊読んでみることにしました。ARMYについてちゃんと考えたことが無かったので読んでよかったです。自分をARMYだとは思ってないけれど(おこがましすぎて)ARMYがいなければ今のBTSはいないということがよく分かりました。メンバーがARMYへの感謝や愛を口にするとき本気なんだなって思った。2022/01/28
Cambel
15
BTSをファンであるARMYが、世界で注目されるようためにどうやって後押ししたのかがわかる内容。平野紫耀たちのグループNumber_iが元旦にデビューするので、推し活の参考のために。SNSハッシュタグでトレンド入りさせることや、サブスクでプレイリスト入りすること、ラジオで曲をかけてもらう重要さ、などなど理解。さて、あけおめと同時に推し活をがんばるぞ💪 皆さんも、もしよければ聴いてみてください 笑 https://youtu.be/dcGu-yn06c4?si=5KSVf4TeGMAEl_nT2023/12/30
二人娘の父
15
小泉今日子先生がトークライブで推薦していた著書。BTSそのものの情報も多いが、主眼は「ARMY」。その昔、アイドルに親衛隊というのがいたのを覚えているが、そうした要素をもちつつ、アーティストに意見もする存在である「ARMY」の存在意義を学ぶことができる。著者が社会学者という点でブルデューの引用もなどもあり、興味深い。BTSとARMYが世界的な存在になっているだけに、さらにこの存在を深めていきたいと思わせるものとなった。とりあえず毛嫌いしていたBTSの曲をSpotifyで聴き始めた。なかなか良い。2021/11/25
臓物ちゃん
12
BTSどころか三次元アイドル全般を知らねぇ〜ゾンビアイドルしか追ってねぇという俺だが、『闇の自己啓発』を読んで以来知らん世界の知らん仕組みを知りたい欲に突き動かされてるので読了。BTSファンダムが藻掻き苦しみながらも団結し思想も政治も吸収しながら全世界を遍く救済するためぐるぐると拡大していく様を記した真面目な一冊。ゼロ年代のハルヒブームの熱狂を思い出す内容で面白いじゃん〜。今の日本のオタクはあまり拡大しすぎると面倒事が増えるので閉じたコミュニティ作ってるけど、韓国ではこんな感じに熱いのか。オススメ。2021/05/12
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