魂の発電所 負けねど 福島 オレたちの再エネ十年物語

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魂の発電所 負けねど 福島 オレたちの再エネ十年物語

  • 著者名:池尾伸一【著】
  • 価格 ¥1,683(本体¥1,530)
  • 徳間書店(2021/02発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198652494

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内容説明

負けねど、福島!

原発事故に奪われたふるさとを取り戻すために
男達は立ち上がった。

福島の自然を武器に
「再生可能エネルギー」による
地産地消の電力会社をつくろう!

東日本大震災と東電福島第一原発事故から10年
電力の素人集団が歩んだ苦闘と希望の日々に
徹底密着した群像ノンフィクション!


放射能汚染で牛の肥育ができなくなった
飯舘村の和牛農家。

江戸時代から続く家業が風評で廃業に瀕した
喜多方の造り酒屋当主。

単身赴任先から妻の実家に帰省中に被災した
外資系サラリーマン。

元居酒屋店主、有機農家、温泉街の顔役
日本最奥にある出版社代表…
電力会社とは縁もゆかりもなかった人々。


小さな小さな発電所がもたらしたものは
「2050年温暖化ガスゼロ」
大手電力会社に先駆けて実現する
大きな大きな希望だった――。

<目次>
主な登場人物

プロローグ 十年後の飯舘村で

第一章 二〇一一年三月十一日

第二章 転機

第三章 出会い

第四章 許認可

第五章 飯舘電力応援団

第六章 帰還

第七章 会津の水の力

エピローグ コロナを超えて

年表:原発事故やエネルギー行政の経緯と
福島の再生可能エネルギーを巡る動き

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ロビン

20
東京新聞の経済部長が、福島県で地元の人間による再生可能エネルギーで地元の電力をまかなう、地産地消の電力会社の設立に挑戦した人たちに取材した熱いノンフィクション。飯館村で被災した不屈の肥育農家、偶々帰省していた福島で被災し、自然エネ発電に関わることになった外資系会社の元部長、喜多方市で被災した老舗酒造店の当主、日本で最も山奥にある出版社の女社長・・故郷を想う一念で集まった個性的な人たちが試行錯誤しながら国や役所、大手電力会社などの厚い壁に立ち向かう姿に胸が熱くなった。福島の負けじ魂に感服。映画化してほしい。2021/03/20

後藤良平

4
ソーラーシェアリング(ソーラーパネルの下で農業をする)が主の飯館電力、バイナリー発電と小水力の元気アップつちゆ、ソーラーと小水力の会津電力、色々な事業に絡む喜多方の大和川酒造、初めて知った会社ばかり。それらの事業に絡む福島の酪農家、書房経営者、震災後に福島のために働きたいと集まった全国の技術者たち生き生きとした活動に敬服する。福島で発電したものは自分たちで使いたい、福島だからこそ原発の電気は使いたくないという気持ちもよく分かる。全部見学に行きたいし、まず飯館村に行かねばと思った。年間No.102榴岡図書館2021/08/31

ボルタレン

1
再生可能エネルギーに未来はあると思う。耕作放棄地の問題や化石燃料を使ったエネルギーの問題は今後の日本の形を作っていく。農業委員会への交渉や住民への交渉など簡単なものではない。骨が折れる仕事だ。未来の日本のために東北のために命を削って開発したまさに魂の発電所だ。熱い思いに心を動かされた。2023/11/29

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