内容説明
数えきれないほどの屈託の中で見つけた、
本当に大切にすべきこととは――。
会社を辞め前向きに生きる目的を失った諒と、その隣の部屋に住む百合おばさん。
お節介な百合おばさんの言動によって、諒の人生に明るい兆しが見え始める。
日常の中に溢れる温かな人情を繊細に描いた文芸作品。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
onasu
15
タイトルに間違いはないけど、憶測とは違っていたかな。(笑) 時に自分も出会ってみたかったな(過去形でなくとも)、と思うのが、この百合おばさんのような周りを引きつけ、巻き込むようなエネルギッシュな人(単に傍迷惑な方は願い下げだけど)。 考えなしに就職した会社が合わず、早々にリタイアした諒が、母親と暮らすマンションの隣室の百合おばさんにスナックの手伝いを乞われたことから、また前に進み出す。 帯のモラトリアム小説というのは、当を射ているが、そうできるところ(ここでは親元)のあることは幸いなんですよね。2020/10/24
きあ
3
1人の男の子が隣家のおばさんの影響を受けて大人の男になる物語。百合おばさんが素晴らしいけど、素晴らしくなるためには、あの環境が必要だったんだね。やっぱり周りにいる大人の影響力ってすごい。2024/04/07
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