内容説明
「自分はどのような最期を迎えたいかを、今こそ真剣に考える時です」――。高齢者の延命治療について大反響を呼んだ告発の書から5年がたった現在、新型コロナ禍によって大きく死生観も揺らぐなかで、われわれにとって望ましい終末期医療とはいかにあるべきかをふたたび問う!
★職員も受けたくないと言う「苦しみの多い終末期医療」
★救急救命センターは高齢者でいっぱいのなぞ
★ドッキリ! 自然な看取りなのに警察が介入
★欧米の高齢者医療は、苦痛の緩和とQOL向上
★世界の非常識!? 終末期高齢者への人工的水分・栄養補給
★胃ろうで生かされるのはだれのため?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
007 kazu
34
終末医療において日本は本人の意思に関わらず延命措置が施されるのが普通だ。患者は苦痛のあまり点滴や管を外してしまうため、四肢を拘束されながら生きながらえる。 欧米では日本で言う延命措置はとられていないことを記しながら、終末医療の在り方を問う良書。看護師も含め、医療に携わる者の8割は胃ろうや人工呼吸器などの延命措置をしたくないと答えるという。現場を見た実態として皆が延命の倫理的の是非に疑問を呈しているのだろう。判断能力があるうちに残された家族を含め、延命措置に関して意思を表示するリビングウィルが肝要(続く)2021/05/31
コニコ@共楽
26
タイトルが衝撃的だ。逆説的には、日本に寝たきり老人がいるということになる。その実態を、現場に行き、話を聞きながら分析している。延命をしない自然な看取りというものが、日本にはつい前まであったのに、いまや延命措置が常識になっている現実。片や、欧米では、なるべく安らかな死を迎えるように経管栄養や点滴もしないという状況が、今までの日本の終末医療の考え方を揺さぶる。自分の問題として、老いるということ、終末医療のことを考えなければいけないと感じた。2021/07/22
tetsubun1000mg
16
昨年家族の終末の判断にかかわることがあったため、タイトルに興味を持って選ぶ。「欧米に寝たきり老人はいない」と言い切っているが一部の国だけだろうと考えていた。アメリカを含む欧州でも「胃ろう」「経胃管栄養」や強制的に「人口呼吸器」をつけた治療は、認知症患者や末期状態の患者には基本的に家族も医者も選択しないらしい。 欧米でも1980年代に終末期医療の論議が始まり2000年ごろには、点滴や経管栄養は行わななくなった。口で食べられなくなっても痛み苦しみもなく自然と亡くなっていくのが普通という。目から鱗の本だった。2021/05/04
みいやん
13
延命措置は拒否します、ときちんと書面にしたためて家族にその存在を伝えておかねば!昔の日本の終末期における「食べるだけ、飲めるだけ」の社会常識がもどると良いな。2021/04/04
oyasumi
8
インパクトのあるタイトルを見て半信半疑で手に取ったけれど、読んでみたら本当のことだった。 むしろ日本が特殊なのだとよくわかる内容でもある。 人生も折り返しを過ぎた今、どう生きるかとどう死ぬかを同じ重さで考えないといけない。 リビング・ウィル書いておこう。2023/10/14
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