内容説明
音楽ナタリー元編集長と8人のキーパーソンによる音楽メディア論
音楽メディアの編集長やライターなどキーパーソン8人に取材を行いながら、現代における音楽メディアの必要性や音楽評論の手法を整理。Webによって音楽メディアはどう変容していったのか、メディアが音楽を批評することの意味とは......「批評をしない音楽ニュースメディア・音楽ナタリー」の元編集長・加藤一陽氏が取材/執筆。ライターの世代交代、編集者の質の変化、ネット/SNSによって既存の音楽メディアに突きつけられた問題点を浮き彫りにしつつ、識者たちが考える「未来」も併せて明らかにします。
Part 1
鹿野 淳 - 邦楽ロック・メディアから失われつつある批評性
Part 2
柴 那典 - 誰が音楽評論を必要としているのか
Part 3
大石 始 - 音楽の外から音楽を見つけ出すジャーナリストの視点
Part 4
柳樂光隆 - 『Jazz The New Chapter』という理想
Part 5
石井恵梨子 - 村化していく音楽メディア
Part 6
若林 恵 - 音楽メディアに足りないたくさんのこと
Part 7
imdkm - 切り捨てられるテキストの中に眠る批評性
Part 8
渡辺志保 -『blast』無きヒップホップ・ジャーナリズムの現在
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
更紗蝦
28
私には、「これからの音楽メディアは、レビューやアーティストの紹介やライブ情報を扱うだけではだめで、音楽と社会との関係性にアプローチする、ジャーナリスティックな視点が必要なのでは…?」という個人的な思いがあり、この本ではそういった考え方を持つライターさんは、若林恵氏とimdkm氏のお二人でした。2021/06/10
山田太郎
20
はじめの二人はロッキングオン読者だったんで、知ってますがあとは名前知ってるくらいでほとんど知らない。元ナタリーの人が書いてるらしいというかというよりナタリーと言えばミュージックマシーンと思うが、今いろいろ見てたけど無かったことになってるのかミュージックマシーン。リンク系サイトが流行って、フォントいじり系サイトが流行ってそのあとニュース系サイトが流行してじゃなかったか。裏ニュースというか名前変えてやってるサイトは今でも好きだなと。2021/11/07
qoop
5
音楽業界の変化に伴って変わっていく音楽メディア。現状に対する危機感と不満を解消しようと模索するメディア関係者たちとの対談集。指摘される問題点は多岐にわたり、それに応じたアクションも様々。メディアの意義や形を考えさせられるが、そもそも本書の内容は、ふだん音楽メディアに目を通さない自分にとって全てが新鮮で。評価し辛いのが本当のところ。ただこれをきっかけに「Jazz The New Chapter」を数冊買ってみた。2022/09/19
霧
3
鹿野淳 ロキノン musica viva la rock ナタリーには批評がない。56歳だが今でも現役問題。 柴那 ロキノンOB 小さい頃 BURNN!好き。『ヒットの崩壊』 業界外と評論家的視点の融合。アーティスト発言まじえエモがたり。「ナタリー」はロキノンの対抗馬ではなくぴあ80年代の継承。noteやzine作ってstores,baseで売ろう。KIPP(止まってる?) 大石 新視点で捉え直す/90年代宇田川町レコード屋で働く→GB、GROOVE bounce 祭りの音楽への関心 2022/12/10
nobu23
2
現在の音楽メディアに関して、有名雑誌の元編集者など音楽メディアの関係者の対談を載せた本。それぞの対談者の来歴と現在の考えがバランスよく書かれていて読みやすかった。2024/06/06
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