内容説明
SDGsが広く知られない理由はなんだろう?
それはきっとSDGsに取り組む身近な企業を紹介できてないからではないのか。
それならば私たちが手分けをして、SDGsに取り組む、まだ知られぬ会社や団体を世の中に紹介しよう。
そんな想いから本書を世に送り出すことにしました。
本書では17社のSDGsの新ヒーローを紹介しました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
T66
7
「捨てないパン屋」読みたさに図書館から。やはりそのお店の章が一番良かった。以前よんだ「百食屋」に近いものがある。売るものと量を絞る。無駄がでないから、質の高いものを提供できる。質が高いから、お客様に喜ばれる。喜ばれるけど、量を増やさず絞る。という好循環か。「材料はベストなものを使うから、手間は70点で許してください、100点のものを70の値段で売りますから」という発想。今のパン屋に限らず食べ物の小売りって逆なのか。別のレストランの章にあった日仏の比較も印象的。日本人はずっと頑張らないとだめな仕組みにしてる2021/10/17
のるくん
1
一人ひとりの「人」と身近な「自然」に向き合い、大切にし、(金儲け主義だけのビジネスではない)「生業」としている17の企業。大切にしていること(志や信念)が体内化し(血肉となり)、結果としてSDGsに繋がっている。「社会課題の解決」という大仰な言葉でもなく、「SDGs」という横文字に踊ることでもない、地に足のついた活動。近代化する前の人びとの営みに近いのかもしれない。豊かさはそこにあるのか。それにしても、にわかにSDGsへの取り組みを喧伝する企業CMが増えたが、なんだか薄っぺらに見えるのは自分だけだろうか。2022/01/21
JATZ
1
紹介されている会社に共通しているのはSDGsを目的として取り組んでいるのではなく、様々な問題や自分の興味に真摯に取り組んだ結果、SDGsに適ったものになっている。SDGsの為に昨今取り組んでいる付け焼き刃的なものではないので、取り組みの土台がしっかりしていると思う。幾つか自慢のようなエピソードや自信に溢れた感じが鼻につくものがあったけど、そのエピソードの書き手の力量によるのかもしれない。様々な知らない会社や事業を知るきっかけになった。2021/08/11
tuppo
1
知らない世界が沢山あって刺激的でした。SDGsというよりそれ目的で読める。いとなみ。農場こぶた園。ブーランジェリードリアン。などなど。2021/06/25
Mikio Kitayama
0
SDGsに貢献していると思える会社を17社紹介しているが、当事者のインタビューではSDGsなんて意識せずに行動している。これこそが真髄では。 PRにSDGsを使っている企業とは全然違う。2023/04/28