スターツ出版文庫<br> 桜のような君に、僕は永遠の恋をする

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スターツ出版文庫
桜のような君に、僕は永遠の恋をする

  • ISBN:9784813710547

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内容説明

演劇部に所属する高2のコウは、自分の台本が上演されるのが夢。だが、何度執筆するも採用されず落ち込んでいた。そんな彼の唯一の楽しみは、よく夢に出てくる理想の女の子・ゆずきを小説に書くことだった。ある日、屋上で舞台道具を作っていると、後ろから「コウくん」と呼ぶ声が・・・。振り向くと、そこにはあの“ゆずき”が立っていた。最初は戸惑うコウだったが、一緒に過ごすうちに、ゆずきは小説に書いた通りに振る舞うのだと気づく。しかし、そんな小説の彼女との関係が続く訳はなく・・・。淡く切ない恋物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かっぱ

13
自分の書いた台本で演劇をすることが夢の少年が、夢に出てくる理想の少女と現実世界で出会うところから始まる物語。理想の少女ゆずきは自分が小説で書いた通りに動く自身の夢を体現したような少女で、送りたかった青春の日々を二人で過ごすことになる。認めてほしいけど認められない。わかってほしいけどわかってもらえない。中高生によくある心の葛藤が生み出した幻想に導かれるまま迎えたラスト。楽しいだけじゃない、けれどそんな日々の中で確かな成長を見せたコウに待っていたのがただの悲恋ではなかったことが良かった2021/05/05

Nori

2
演劇部に所属する冴えない日々を送る少年の前に自分が描いた物語の登場人物である少女が現れることから物語が始まる。主人公の少年がなかなか卑屈で少しというかソコソコ癖が強い。このキャラを受け入れられないと読んでるのが少し強いかもと思ったり。でも、色んなことを乗り越え受け入れられたのならこれから少しずついい男になっていけるといいと思う。あと、あとがきで書いてあった『ルビー・スパークス』ていう映画はいつか見たいと思ってます。2022/06/30

ジャム

2
面白かったです。 前半は結構コミカルに進んで行き、だんだんコウの嫉妬、劣等感、独占欲等々の黒い感情が出てきて流れが怪しくなっていき、深い展開になったおかげか最後くるものがありました。 コウの人間味?人間くささみたいなのが非常によく描かれていて良かったかなと思います。そして、ゆずは本当に男の理想そのまんまみたいな、よく笑う素敵な女の子で、とてもかわいく魅力的で良かったです。こんな子現実に実在したら男はダメダメ人間になっちゃうよw 成長したコウには次こそ自分の手で恋を実らせて欲しいなと思いました。2021/06/05

色素薄い系

1
面白かったです。主人公のコウはちょっと独りよがりな所があるキャラで認めて欲しいけど認めてもらえない事に苛立ちを覚えている、といった感じでしょうか。そんな劣等感を抱えていたある日に現れたゆずき。コウの頭の中だけに存在していたはずの彼女がコウにもたらしたものとは…?悲恋で終わるのかと思いきや最後に救いがあって安心しました。2021/04/23

ショートケーキ有倉

0
面白かった!傑作!2025/01/23

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