なみだは あふれるままに

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なみだは あふれるままに

  • 著者名:内田麟太郎/神田瑞季
  • 価格 ¥1,200(本体¥1,091)
  • PHP研究所(2021/02発売)
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  • ポイント 300pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569783826

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内容説明

著者の一人・神田瑞季さんは15歳の時に、故郷・宮城県女川町で東日本大震災に遭遇しました。その後、神田さんが描いた震災関連の絵が女川町の震災復興絵はがきとなり、話題を呼びました。本書は、内田麟太郎さんの優しい詩とその内容に寄り添った神田さんの絵から成る、宮城県女川町を舞台とした震災関連の絵本です。震災後、実際に目の前に広がっていた風景と、震災後のショックで心を閉ざした少女の心象風景が描かれています。この絵本は、震災を経験した人にも、そうでない人にも、誰にでも優しく語りかけてくれます。子どもはもとより、大人も読める内容です。巻末には、著者二人の対談「あとがきに代えて」を掲載しています。そこでは、著者それぞれがどのような思いでこの絵本に取り組んできたのか、この絵本を通して何を伝えたかったのか、などといった制作秘話が語られています。構想から4年を経て完成した一冊!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しいたけ

98
15歳で東日本大震災に遭遇した神田瑞季さんが描いた絵本です。内田麟太郎さんの優しく透明な詩と、瑞季さんが見たままのあり得ないような震災の風景。ドラマなどではぼかしてしまう部分だからこそ、被災者からの表現は衝撃でした。「なみだはあふれるままに、ほほえみはこぼれるままに」。読むことは祈ること。暖かな痛みを感じる絵本でした。2016/03/04

パフちゃん@かのん変更

77
東日本大震災の津波でおじいちゃんを亡くした女の子。心象風景を詩に書いたのは内田麟太郎さん。絵は震災当時15歳だった著者神田瑞季さんが描いています。喪失感、絶望・・・復興や希望へと前向きに生きて行こうとする姿。描けなかった海の絵を描けるようになった。どんなに辛いことがあったって、生きている以上、落ち込んでばかりはいられない。幸せに生きて行ってもらいたいと願います。2016/05/05

49
震災の絵本。やんわりと描いていますが実際はもっと残酷な光景が沢山あっただろうと思います。そんな中での子供たちの純粋無垢な笑顔というのは本当に力になるものですね。2016/08/20

tenori

45
絵本(絵:神田瑞季/女川町)です。震災から10年の節目。この本を改めて読んでみて、希望って何だろう?と考える。大人は当時の子供たちに希望を押し付けてはいなかったか。希望という目には見えないものを、無垢な子供たちの姿に重ねていなかったか。この10年、『希望の子』として育ってきた子供たちは、変化する街の風景から何を見つけてきたのか。街から出てもいい。ただ、いつでも迎えてくれる街であってほしいと思う。25歳になった神田瑞季さんにも、希望だけにとらわれない創作活動に期待したいです。2021/03/10

かおりんご

38
絵本。津波でおじいちゃんをなくした子の話。津波そのものの話ではなく、残された寂しさや、でも前を向いて生きていく生命の力強さがメインな感じ。命を扱う教材だとしてならいいのかな?物語というより詩なので、小さい子は分からないかもしれません。2016/03/15

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