内容説明
『手作り雑貨・ゆうつづ堂』は、とある海辺の田舎の町にぽつんと立つ、祖母が営む小さな雑貨店。
狭い店内には、パワーストーンを使った様々な雑貨が並べられている。
想いのこもったパワーストーンには精霊が宿り、お客さんたちの小さな一歩を後押ししてくれる。
詩乃がそんなお店でお手伝いをするようになって一か月が経ったころ、前に勤めていた会社の先輩がやってきて……？
白水晶の精霊・フクと共に、祖母の大事なお店を守っていくあたたかな物語――待望のシリーズ第二弾！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Comit
54
Kindle Unlimited～祖母の営む雑貨屋“ゆうつづ堂”で働く主人公は、石に宿る想いが形となった精霊たちが視える。石たちの思いを汲み、創り出されるアクセサリーは贈られたものの心を温める。それぞれのパワーストーンの意味と登場人物達の抱えるものとの対峙が相まって、お話をより深く味わえた。8つの短編、どれもよかったけど、好みは『ターコイズの恋人』と『ターコイズの瞳』青年の失恋と老夫の傷心、その真実に心打たれた～著者初読…これが続巻であることを、あとがきで知る。やってしまった( ﾟ∀ﾟ):∵ｸﾞﾊｯ!!2021/08/31
hirune
37
【Kindle】無職になり、緊急避難的なお手伝い感覚でゆうつづ堂で働いていた詩乃が、この店を継いでいく腹を括るまでの続編。そりゃ真剣に経営に取り組んでいないのなら母親にちゃんと安定した職に就けって言われても仕方ないよね😅ちょっと考えなしでお節介に見える詩乃だけど、裏を返せば自分が傷つく可能性があっても人に関わりたいという勇気を持ってるという事ですもんね。手のひらサイズの白猫の精霊ふくと一緒に成長していってほしいです😄2021/12/12
うまる
36
ゆうつづ堂の続編。どれも前向きになれるエピソードで癒されました。岐路に立たされた人に夢を諦めずがんばってよ！っていう押しつけがましい応援じゃなくて、どの道を選んでもあなたに幸あれって感じが良い。人の為に作った物が新商品になったり、作った事のない物に挑戦したり、前作より雑貨作りの部分も見応えがありました。前作では入院していたので影が薄かったおばあちゃんがなかなか策士で面白かったです。3巻はあるかな～？その前に猫の木シリーズ読もう♪2021/03/26
たるき( ´ ▽ ` )ﾉ
31
Kindle Unlimitedにて。シリーズ第2巻。んー、少しこの雰囲気に飽きてしまった感じ。詩乃の作ったブックカバーが欲しすぎる…！2023/04/30
はな
31
1作目に引き続いて読みました。今回は好きだけではやっていけないという現実を突きつけられながらも、それだけではなくさらにそこから進もうというポジティブな考えに至った主人公の成長を感じました。親であれば、安定した仕事であったり生活を望むのが一だと思うけれど、自分の気持ちをちゃんと伝えらえられてよかった。2021/06/20
