集英社インターナショナル<br> 僕が「PCR」原理主義に反対する理由 幻想と欲望のコロナウイルス(インターナショナル新書)

個数:1
紙書籍版価格
¥924
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

集英社インターナショナル
僕が「PCR」原理主義に反対する理由 幻想と欲望のコロナウイルス(インターナショナル新書)

  • 著者名:岩田健太郎【著】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 集英社(2021/02発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784797680614

ファイル: /

内容説明

第2波、第3波と押し寄せてくるコロナウイルス。この21世紀最大の危機に対して、さまざまな学者や研究者たちが発言している。しかし、これら「非専門家」たちの意見や予測は、ことごとくと言っていいほど、間違っているのが現状! なぜ、ノーベル賞級の科学者や、最新統計理論などを駆使した予測は外れるのか? それは、第一に「医学」への無理解、第二に「検査原理主義」にある。このまま検査原理主義を続けていくのは、日本医療の崩壊をもたらす!

目次

まえがき
第一章 僕の「医者修行」時代
第二章 なぜ日本は「感染症後進国」になったのか
第三章 どうして僕は「PCR」原理主義に反対なのか
第四章 では、どうやって身を守るべきか?
第五章 「ファクターX」を追い求めるのはやめよう
終章 我々を待つ「未来」とは

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

武井 康則

9
 コロナウイルスが蔓延しその対策が日夜語られている今、何が間違っているのかを感染症専門医が語る。常に平易に論理的に語られ説得力がある。例えば、「PCR検査」をして何がしたいのか。検査は治療ではない。何かをすれば、次にすることがある。それを考えず、ただ「安心」を得るためにすることの弊害が今回いかに大きいか。大事なのは「安全」であるはずなのに。本書は医学的、科学的に徹底的に考えている。それに対するのは情緒的、迎合的だろう。長年海外で研鑽を積んできた医者が「日本」の問題点を図らずも鋭く突いている。2021/02/28

黒猫堂▽・w・▽

4
新型コロナウイルス関連の情報を読む時にどんな点に注目しどんな点を疑いどのように情報を整理するべきかが明確になる書2021/02/02

うゑしま

3
わかりやすく読みやすかった。「安心」と「安全」のくだりがよい。2021/01/23

もくもく

3
イワケン先生の著書を、かなり読了している一読者としては、「ちょっと自伝を語る」という感じの 第一章~第二章がオモシロかったかなあ…。第三章からは「事前確率」「ベイズの定理」などを紹介して、臨床検査としての新型コロナ検査を丁寧に解説し、いわゆる「PCR原理主義(?)」に対する批判を展開しつつ、「リスク回避のために、感染症を正しく恐れる」事についての考察を重ねます。現実には存在しない「絶対的な安心」を求める事よりも、起こり得るリスクを比較して「比較的安全」な方策を考える事が重要なんだろうけど、実に難しいなあ。2020/12/13

志村真幸

3
 PCR検査の信頼性と問題点について、明確に語ってくれている。説得力のある議論が展開されており、なるほど、たしかにそのとおりだなと納得させられる。  そのほかにも感染拡大を防ぐための提言がいくつもなされており、いずれも有効に感じた。  どのように身を守るべきか、何が実際に効果があるのか、迷っているひとが読むと、霧が晴れたように感じのではないか。  また、自身の半生記の章もあり、こんなにも波瀾万丈の人生を送ってきたひとなのかと驚かされた。 2020/12/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16872382
  • ご注意事項