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内容説明
ゲーテ、ニーチェ、ヘッセ、アレント、小林秀雄、三島由紀夫……は
どうやって本を読んでいたのだろうか?
「本の読み方」を偉人たちに学べば、人生は確実に変わる!
「情報を仕入れるための読書」から、いい加減、卒業しよう。
なぜ、人間はとりかえしがつかないことになってしまうのか?
私は読書に対する姿勢が大きくかかわっていると思います。
彼らに共通するのは、「子供の読書」を大人になっても続けていることです。
つまり、合理的に、理性的に思考を重ねていけば答えにたどり着くと深く信じている。
「正解」が存在するなら、それを効率よく、短期間で、手に入れようという発想になる。
だから、速読法を学んで短期間でスキルを身につけようとか、最先端の情報により知的に武装しようとか、そういう方向に行ってしまう。
はっきり言ってくだらない。
今の世の中、ここまでおかしくなったのは、本ひとつ、まともに読めない大人が増えたからではないでしょうか。(「まえがき」より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
harass
47
気になった内容のため立ち読み。著者の実践ハウツー本。まったく個人的に気になっていた部分を確認のために目を通した。要するに、今の御時世での『抜き書き』はどうすればいいのかと。本の引用をノートに写すというのはよく言われるが、このパソコン前提の時代ではどうなのかと疑問に思っていたのだ。著者は、パソコンに引用を打ち込んで、まとめてプリントアウトして持ち歩いていると。なるほどね。2016/04/04
ムーミン
45
「いま世の中で必要なのはスピードではありません。立ち止まることです。答を出すことではなくて、考え続けることです。」に思わず頷きました。2025/08/31
tapioka
41
本ソムリエ清水克衛さんからおすすめいただいた読書本。自己の正当化や、情報により知的武装するために多読する「子供の読書」から、過去の偉人の思考や哲学を学び、価値判断ができる人になるために精読する「大人の読書」を目指すべきと述べた本。文体が強いため、極論を述べている感がありますが、きちんと読むと古典を読む良さがわかる内容になっています。最近、自分の読書スタイルがいいのか行き詰まっていたのですが、やはり古典は読むべきだと目が覚めました。大人の読書に移行できるよう、今後は月2冊程度古典を読もうと思います。2016/08/09
阿部義彦
32
かなり辛辣かつ猛毒です。著者はいう「子供の読書から大人の読者に切り替えないととりかえしのつかない人になってしまう」と。答えを求めると思想は死ぬ。結論、世界文学全集を読め。古典とは新しい本である。自分の意見など持つな、ひたすら読め。一番無駄なのはテレビと新聞である。もったいないと言うなら時間の方がよっぽどもったいない。ふだん本を読まない人が買うからベストセラーになるのです。本読みが見向きもしない本だからよく売れるのです。本とは危険なものである、楽しいだけの本を求めているうちは子供の読書から卒業は出来ません。2016/04/02
Carlyuke
29
一般的な読書関連の本の分類から始まる。本質をついた読書論は少ないということ。子供の読書と大人の読書。すなわち単に情報を得るのか偉大な精神の思考方法を追体験するのか。「ゲーテとの対話」の勧め方が強烈だったので, 東京の家にあるのにも関わらず, 今住む札幌で購入する。積ん読だったから。その本も少しずつ読んでいこう。文学全集の勧め。著者の読書歴も面白かった。ところどころ若さが感じられる部分もあるが, 適菜収氏の本にはしばらく付き合ってゆこう。2017/07/08
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