内容説明
ワクチンは効果があるvsあまり効果がない、糖質制限は健康にいいvs健康に悪い、卵はコレステロール値を上げるvs上げない……どれも「エビデンスあり!」なのに正反対の情報が出てくるのはなぜ? そもそもエビデンスとは? 医師にして医療ジャーナリストの著者が「エビデンス」の真実を明らかにした一冊
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐治駿河
35
本書は医療関係の事柄を中心にして「エビデンス」について書かれています。この一冊を読んで医療関係に関わらず「エビデンス」という言葉に対しての認識が変化したことは確かです。「エビデンス」=証拠(化学的根拠)と言われていますが、この「エビデンス」の中にも格のような考えがあり、かなりあやしい「エビデンス」が世の中に跋扈していることを感じられずにはいられませんでした。後半に書かれていた健康に関する内容の部分を読む限りでは、余程のことでない限りは適度に食事をして普通の生活をしていれば無理な食事制限などは不要ですね。2024/07/04
Isamash
24
名古屋大卒のフリーランス画像診断医・医療ジャーナリスト松村むつみ医学博士の2021年著作。新型コロナに関連付けてエビデンスとはどういうものか、EBM(科学的根拠に基づく医療)を説明。その後、幾つかの健康情報に関して実際はどうであるかを紹介。更に怪しい健康情報の例を紹介。例えば「〇〇しないと△△になる」「免疫力アップ」「奇跡の〇〇」等。管理職の知人がコロナmRNAワクチンをネズミに6〜8回注射したら殆どが死亡したというネット5ch情報を鵜呑みにし3回目ワクチンを避けコロナ感染。難しいが医療情報区分けは大事。2022/02/27
バニラ風味
15
日本人って、外国語のカタカナ言葉に弱いんだなって、改めて思いました。知らない、聞き慣れないカタカナ語を、偉い(と思われる)方が使っていたら、なるほど、そういう(素晴らしい)ものなのかと思い込んでしまう。エビデンス=直訳なら「証拠」。医師は「科学的根拠」という意味で使っているそうです。エビデンスにもレベルがあって、その6レベルは、専門家の意見」など、信頼性が低いものだそう。症例の報告や研究、比較や試験を得て、信頼性が高いのはレベル1。そんなの知らなかった。知らない言葉は、調べてみないとですね。2021/09/30
kitten
10
図書館本。最近よく言われる「エビデンス」とはどういうことかをやさしく解説した本。エビデンスは、どんどん書き変わっていくものであって、絶対的な真実ではない。レベルの低いエビデンスもあれば高いエビデンスも存在する。動物実験は、そもそもエビデンスではない。なるほど、このあたりから言わないとダメなのか。昔に比べるとまだマシになってきてるけど、改善の余地は多い。信頼できる主治医との関係大事。新型コロナの話題もあり、タイムリーだった。2021/06/28
skr-shower
5
どう考えても怪しい情報を垂れ流し&うのみにしすぎる風潮。コロナに28度のお湯を飲めば効くと教えてくれた人に、体内の温度はもっと高いのではと言ったら本気で怒られました…なんだかな。少し疑ってかかりましょう。2021/04/04
-
- 電子書籍
- 首洗い滝 よろず建物因縁帳 講談社タイガ
-
- 電子書籍
- ブラックメイル【ハーレクイン文庫版】 …
-
- 電子書籍
- 思い、思われ、ふり、ふられ 1 マーガ…
-
- 電子書籍
- レイアイ同盟 フラワーコミックス
-
- 電子書籍
- かに座の男 - 12星座別★男の取扱説…