内容説明
第1章
沿線にはいったい何がある? 相鉄線の旅
鉄道ニュース記事の執筆や鉄道著作があるにもかかわらず、相鉄にはあまり縁のなかった著者。
実際に濃紺電車に乗って、降りて、街を歩いて感じた相鉄線沿線を、正直に紹介する。
第2章
いつからかっこよくなったのか――相鉄100年ヒストリー
相鉄の真のルーツは神中軌道か現在のJR相模線か。
大会社の傘下になったり乗っ取られそうになったりの戦中戦後を経て、気がついたら大手私鉄に!?
第3章
ハマもエビナも相鉄がつくった――デベロッパー・相鉄
横浜の繁華街のスタートは、ローラースケート場だった?
なんにもないゆめが丘駅に夢があるのか? “砂利鉄”からの脱却を支えた土地開発がおもしろい。
第4章
ネイビーブルーの電車はこうして生まれた――次の100年への挑戦
相鉄の“中の人”や、相鉄ブランドのデザインを手掛ける水野学氏へのインタビューが実現!
濃紺電車の誕生秘話や、これからの相鉄について検証する。
■著者紹介
鼠入昌史(そいり まさし)
1981年東京都生まれ。月刊『散歩の達人』をはじめ、週刊誌などであらゆるジャンルの記事の執筆を担当。
また文春オンライン、東洋経済オンラインなどでも鉄道関係の取材・執筆を継続的に行っている。
著書に『特急・急行トレインマーク図鑑』(双葉社)、『降りて、見て、歩いて、調べた 東海道線154駅』(イカロス出版)など。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tadashi_N
21
ゼロからイメージ作りができるのは貴重。戦略としてのデザイン。2022/08/12
ちっち
4
千葉県の書店で購入。小中高と沿線で暮らした自身にとって、いまなお最も親しみを感じる鉄道です。期間限定で独特のペイントを施したほほえみ号、緑園都市号、アートギャラリー号なんていうのを走らせていたことを思い出します。2021/04/03
まっちけん
4
相鉄は前から好きだけど、別にかっこいいからではない。神奈川県内のみでやってる地に足付いた経営、横浜駅西口は実は相鉄が支配しているという知る人ぞ知る感、そんなところが理由だった。だから、電車をネイビーに塗り始めたときは、「なにかっこつけちゃってんの?」と正直思った。大体、こないだ塗り替えたばっかりやん、と。でもそれも、良くも悪くも何色のイメージもないからこそできたことなんだとわかった。ブランドがないなら作っちゃえ、と。筆者は本書の依頼を受けるまで、相鉄のことをほとんど知らなかったらしい。正直すぎて好感(笑)2021/03/25
コウトク
3
ここ1,2か月、横浜の大きな書店では平積みされており、ぜひ読みたいと思っていた。相鉄沿線で育った者として、超マイナーな相鉄の知名度が上がることはとても嬉しく思う。JR線に直通運転を始め、ネイビーブルーの車体はとても美しいと思う。そんなネイビーブルーの車体を纏い新宿や渋谷駅のホームに入ってくる相鉄について、十分に興味を引く対象になりえるだろう。そんな相鉄について、歴史から沿線情報、そして今後についてまで、とても楽しめる内容だった。 2021/03/31
かりん
2
4:《相鉄の過去現在未来。》電子積読解消。東急直通前に書かれた本。相鉄沿線で10年くらい過ごしたが、紆余曲折の歴史など、知らないことが多く面白かった。著者が、鉄道に詳しいが相鉄になじみがない人物なので、そこが良くもあり不思議でもある(変な肩入れがなくて読みやすい一方、若干下げられている感もあるような?)。個人的な驚きポイントは、希望ヶ丘は高校名が地名になったと聞いて信じていたのに違ったこと! あの話は何だったのだろう…。メモ→横浜捺染/砂利業/私鉄大手/横浜駅西口2023/06/29
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