月夜にランタン 世の中ラボ1

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月夜にランタン 世の中ラボ1

  • 著者名:斎藤美奈子【著者】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 筑摩書房(2021/02発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480816696

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内容説明

たいへん、たいへん。そんな声が聞こえてきそうな2006~10年の日本列島のから騒ぎ。リーマンも温暖化も政権交代もおひとりさまも、一刀両断。落ち着きましょう。

目次

第1章 リーダーの憂鬱
「美しい国」をめざす次期首相のハエ叩き大作戦
ゴア参戦でヒートアップする「地球温暖化」の信用度
地方の困難、知事の困惑
ドタバタ安倍政権三六五日の内幕とその「実績」
多発する痴漢冤罪から見た「でっち上げ」の構造
マスメディアが報道しない検察「国策捜査」の闇
サイバンインコが教えない裁判員制度の問題点
官僚悪者論で得をするのは市民か、それとも政治家か
タカでもハトでもなかった新首相のぼんやり未来像
オバマへの過剰な期待にあえて水をさすならば
脱イデオロギーの時代の「先の戦争」の語り方
民主党トロイカ三人衆 三者三様の「こだわり」
第2章 みんな競走馬
若者を見下す大人による若者論のキレた分析
昨日の志はどこへ 団塊世代の懲りない面々
デキる男を発奮させる子育ての「新領域」
格差社会論の第二ラウンドは経済格差ならぬ貧困問題
『愛ルケ』はデフレ不況下の省エネ不倫小説だった
女に説教を垂れるあの本に平成の「女大学」を見た
シングル女性の老後をめぐる楽観論と悲観論
「年収別」に編集された主婦雑誌の費用対効果
脳科学とはコトバ巧みなノー科学と見つけたり
ロスジェネが読む「蟹工船」
リーマン・ショックは予想されていた!?
「婚活」の背景を眺めれば
追いつめられた若者たちを民主党政権は救えるか
「勝つ」か「降りる」か カツマとカヤマのKK論争
第3章 ブームの御利益
ヒーロー不在の隙間を突く「日本一カッコイイ男」
マンガ評論を甘く見た? ある有名学芸賞のお粗末
映像メディアの手法に見る「演出」と「やらせ」の間
どんちゃん騒ぎも精神論も飽きたあなたの桜ガイド
おそうじに開運パワーを求める信心深き人びと
文学界を震撼させた!? ケータイ小説の虚々実々
『ミシュラン』が笑える理由
あの達成感をもう一度! 検定列島ニッポンの不可思議
日本列島の「地図帳」は県別ランキングがお好き
「源氏物語」千年紀にあやかった、あの手この手
昭和の鉄道や工場が鑑賞の対象になったワケ
シニア世代の「純愛願望」と時代小説が結託する日
お勉強は「萌え本」とともに
ベテラン作家の純文学をジャックする「闘う女」の怪
月夜にランタン、夏ヒーター あとがきにかえて