jbpressbooks<br> 謙信越山

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謙信越山

  • 著者名:乃至政彦【著】
  • 価格 ¥1,496(本体¥1,360)
  • 日本ビジネスプレス(2021/02発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 390pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784847070143

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内容説明

群雄割拠の戦国時代、常に戦に勝利し、戦国最強と謳われる武将・上杉謙信。
彼は越後から関東へ「十数回」の遠征を繰り返した。この遠征は「越山(えつざん)」とも呼ばれ、険しい山々を越えたことから、この呼び名が定着した。
越山は謙信が31歳から16年ほど続けられ、49歳の時、最後となる越山計画の出陣前に倒れ、そのまま帰らぬ人となった。
謙信はなぜ、エネルギーの多くを越山に費やしたのだろうか。「義侠」という道楽か、それとも「略奪」という実益か。
越山の真相とともに、武田信玄、北条氏康ら同時代を駆け抜けた武将らの活躍も網羅した、関東戦国史の幕が開く。
JBpressの人気連載がついに書籍化。大幅に加筆修正を加え、書き下ろしコラムも掲載。西よりも激しい、東の武将の生き様に刮目せよ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

まちゃ

59
面白かったです。歴史好きにはおすすめです。越山とは、謙信が越後から関東に入るときに険しい山々(三国峠)を越えたことに由来する呼び名。田中角栄・元総理の後援会であった「越山会」もこの故事に因んだ命名とか。なぜ、謙信は、十数回の関東遠征を繰り返したのか。将軍・足利義輝、関白・近衛前久の思惑。関東の最大勢力・北条家と古川公方、諸大名らとの対立。武田信玄との伝説の川中島合戦。越山の真相、武田信玄、北条氏康ら同時代を駆け抜けた武将たちの関東戦国史2021/04/13

roatsu

19
面白くて一気に読んだ。JBPRESSの連載は時折目を通していて書籍化を待望していたが嬉しい。戦国時代屈指の人気を誇る上杉謙信という武将はしかし、多くの誤解に包まれた人物で意外と実像わかってないのでは?改めて思った。通説・解釈は存外心許ないもので、本当にそうだったのか?と結果からの類推や現代でもできる常識的解釈を以て見直す重要性を感じる。内容は数次・長年に渡る彼の関東遠征である越山について、その秘めたる(というか誤解され続けて来た)動機や展望、キーマンとなる武将達など背景に重きを置き、多くの余話をコラムとし2021/04/30

黒猫

17
憧れの戦国大名、上杉謙信がなぜ越後の山を超えて、関東で戦ったのかについて、資料をもとに史実に肉薄した本。小説ではないが、何よりマニアックな関東の武将に焦点が当たっており、新鮮。謙信越山については、私も一般的に流布している、「貧しい越後の農民兵に乱取りさせるため」と思っていた。しかし、謙信は上杉憲政と関わったがために、関東管領、古河公方との関わりなど本意でない役を被った。しかし、謙信は上洛しており、西に目を向けていたのは明らか。最初から西に目を向けていたら、上洛し室町幕府を一時的にでも再興したかもなあ。2021/08/06

onasu

16
上杉謙信が義を以て戦いに挑んだ武将かどうかはともかく(と言っても、現代の感覚とは相当異なるだろうが)、何故度々関東へ越山して、戦いを繰り広げたのか。将軍義輝や関白近衛前久との関係を軸とすると筋は通るのですね(真相はともかく)。  関東には領地を求めず何度も戦を仕掛けてくるのは、信玄や氏康には、意味が分からず、唯々恐怖だっただろうし、よく越後の兵が従ったものだ(カリスマだったのでしょう)。  それはともかく、車懸かりの陣、敵に塩を送る、川中島での一騎討ちなどを解き明かしてくれているのもおもしろく読めました。2021/07/31

sekkey

6
上杉謙信が何度となく「越山」した真意を解き明かす。頼まれると断ることができずそれに応えようとする性格。関白・前久に”頼まれ”て関東諸氏を見捨てることができずに何度も関東に兵を送ることになる。「敵に塩を送る」は無償ではなく適正価格(定価)で信玄に売ったこと等、説得力のあるコラムも楽しい。謙信ファンにとっては手元に置いておきたい書かも。2021/08/21

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