内容説明
ノンフィクション作家として、戦争・中国・台湾を題材にして数々の名作を生み出した門田隆将氏と、中国のすべてを知り尽くした評論家・石平氏が丁々発止で渡り合った度肝抜かれる新「中国・台湾論」。
中国は世界を征服するまで驀進するのか、それとも、内部から瓦解するのか。トランプ大統領の登場で、意外にも暴走する中国を封じ込めるカギを握るのは、実は「台湾」であることが浮かび上がる。
台湾が中国に呑みこまれたとき世界は「地獄」を見る──。
「これは、これまで誰にも話したことのない私自身の体験なんです」(石平氏談、本書p72より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるほのパパ
23
少し過激すぎるタイトルで内容と合わない気がするが、暴走する中国と世界に通用しない倫理観とでも言えようか。 石平氏と門田隆将氏の対談形式で「集団的自衛権」「朝日新聞の大罪」「中国の常任理事国入り」など分かり易く語られている。 北朝鮮より今の中国のほうがとても脅威に見える。 中国経済の崩壊で瓦解の可能性に期待したい。 2017/08/15
はるほのパパ
14
じっくり再読。中国の力の論理を何としてでも阻止し、抑え込まなければならない。朝日の三つの大罪は非常に残念で許しがたい。。。 2017/09/30
Lila Eule
10
建国以来の侵略史の根底にあるものを理解できた。覇権主義と反日と国内統制が暴走に達した事がよくわかった。確か九千万人の党員と三百万人の党の軍隊と軍並の予算規模の治安警察がその他十数億人を抑圧、封殺する規模と聞く。今、極東の民主主義のラストチャンスで、覚悟の時との警鐘が主題。震撼する時が目前にみえてきた。教育は恐ろしいものだ。日本人は皆殺しにしてよいと価値教育され、太宗の国民がそう考えている国がある事実は恐ろしいものだ。扇動する日本の新聞社は絶望的。2017/06/17
鉄善
3
トランプ大統領の中国の為替操作批判、ロシアとの関係改善への意欲、「ひとつの中国」疑問発言の時期があったなと思い出しつつ本書を読了。今は北朝鮮問題対応での米中急接近、台湾からのラブコール無視、FBI長官解任によるロシアスキャンダルの予感、今この対談があったらどのような展開となるのかに興味津々。2017/05/11
金吾
2
○一面的かも知れませんが中国の考え方がわかります。また、朝日新聞の罪深さもわかります。2019/10/21