内容説明
テレビ、ラジオ、雑誌などでおなじみの人気チャイナウォッチャーが、党中央幹部、国有企業エリート、現地メディア関係者、そして一般の労働者に至るまで徹底取材し、日本のメディアでは絶対に報道されない、知られざる隣国の知られたくない真相に鋭く迫る。「崩壊か覇権か?」という不毛な二元論を超え、あの国を見る際に必要な「7つの視点」を提示した、世界一わかりやすい新しい中国解説本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりん
14
中国にたいしてあまりいい感情をもっていないが、実際のところはよく知らなかったので読んでみた。中国経済の崩壊は対岸の火事かと思っていたが、大変な災禍をもたらす。日本の貿易総額に占める中国の構成比は20%超で第一位。日本経済に大きなデメリットがのしかかる。中国に買収された企業も多く、最近では東芝。技術や歴史を奪われることが驚異である。中国の自滅や、米国が押さえ込んでくれる他国頼りから脱するべき。反腐敗キャンペーンは党員の処分数が1日あたり700人以上。中国の肥大化と今後について注視していきたい。2017/12/08
ののまる
10
習近平の評価は、ほんっといろいろ。2017/09/16
さり
9
なるほど2021/05/11
Arowana
5
❶米中関係の変化:中国の対米貿易黒字のうち4割は米国企業、2割は外資系企業。よって実質米国の黒字貿易❷大衆の不満と現状認識❸ 反腐敗キャンペーンの真相❹内需の拡大❺中国崩壊への危機感❻国改と軍改❼習近平の野望2019/02/26
源氏星
3
著者のことは名前も知らないのだが書名に惹かれて読んでみた。私も中国が崩壊するとは思っていないが、でも少し習近平を持ち上げすぎのような気がしないでもない。図書館本。2017/12/16