世界の歴史はウソばかり

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世界の歴史はウソばかり

  • 著者名:倉山満【著】
  • 価格 ¥1,232(本体¥1,120)
  • ビジネス社(2021/02発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784828420011

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内容説明

史上、最も格調高い「ヘイト本」
世界が知られたくない暗黒史を大暴露!
倉山「世界で一番幸せなのは日本民族!」

世界での立ち位置を知り、本気になれ日本人!
(本書を読めば)「世界で一番素晴らしい国民性の国は、昔の日本!」という結論がおわかりいただけたと思う。われわれは千数百年間、「大和民族(ネーション)中心の日本国民(ネーション)による日本国(ステート)」を当たり前と思っている。しかし、そんなノンキな民族は日本人だけである。世界の大勢が国民国家に向かうのは、ここ数百年の現象にすぎない。人類がようやく日本に追い付いてきたのだ。(おわりにより)

◎ドイツの歴史を奪い取り、「ヨーロッパの裏切り者」と言われても意に介さない、共産党でさえ愛国心がある典型的な「国民国家」フランス
◎「皇帝」を中心としたワンパターンな歴史を持ち、漢民族による少数民族大弾圧で国民国家化を目指す「紅い帝国」中国
◎「シアター(場)」にすぎず、条約遵守能力がゼロでいまだ主権国家にさえなっていない韓国
◎「エンパイア」「タタールの軛」「ギリシア正教」をアイデンティティとし、多彩な言語と捏造だらけの国史で成り立つロシア
◎「マニフェスト・デスティニー」という名の虐殺が国体で、プロパガンダを流した張本人が信じ込むのがお国柄の「人口国家」アメリカ
◎辺境の蛮族から神聖ローマ帝国へのし上がり、強い統一国家への希求から国民国家となるも「民族主義」のヒトラーに破壊されたドイツ
◎国民国家になる前にエンパイアを始め、「清教徒革命」と「名誉革命」を経て別々のネーションがまとまっていく歴史のイギリス
◎皇室のもとに七世紀には国民=民族という理想的な国民国家となっていた世界でも唯一の国・日本

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yamatoshiuruhashi

31
「国民国家」の形成を軸に据えて代表的な国々の自国の歴史認識、妄想、或いは捏造などを論じる。nation,state,ethnic、この三つの違いとempireとはどういう構成なのか。地理と歴史と政治を一緒に考えると非常に分かり易い。7世紀には国民国家として成立していた日本が、先の三つの単語を「民族」「国家」としか訳さずに国家観を論じるから混同が起こるのだという論旨にこれまでの分かりづらさが整理されたような気がする。2019/12/31

軍縮地球市民shinshin

17
世界主要国の国民国家の成立について。こうして見てくると、だいぶ日本という国は国民国家が古代に成立していたのが分かる。現在の日本史学会は、国民国家を「悪」と決めつけており。それを批判しているだけでも本書は意義がある。アイヌも琉球も日本を形成しているエスニシティにしか過ぎないのだ。2018/02/19

はる坊

15
世界主要国の民族の歴史。倉山節炸裂。隠された事実を知らされ、自分の学んだことが覆された。2018/02/03

やす

14
倉山節炸裂で終始楽しく読めた。ネーションとかステイトとかエスニックとか分かりにくいのは日本人だけなのかもしれない。歴史学会と木村草太氏は頭が沸騰するので本書を読まないことを切に願います。2018/10/20

トラ

11
良書でした。著者が述べるように、たしかに難解でしたが、得られるものは多かったと思います。歴史的な知識だけでなく、それと絡めて「国民国家」という日本人は意識しにくいテーマを上手く扱っていたと感じます。内容については著者のこれまでの『嘘だらけの~』シリーズを読んでいたら被ることも多かったです(自分は『日仏~』だけ読んでいませんが)。2018/04/05

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