内容説明
現在のアジア諸国において米国と密接な絆を持つ国は、日本、韓国、台湾とベトナムであり、完全に中国側に転換したのはラオス、カンボジア、マレーシア、タイ、ミャンマー、そしてブルネイである。
両天秤にかけての様子見がフィリピン、インドネシア、シンガポールという言う色分けになるだろうけれど、
はっと気が付けば、南アジアではインドが保護してきた周辺国のネパール、バングラデシュ、スリランカ、パキスタン、モルディブが
中国寄りのへの傾斜という実態に驚愕の声を上げたように、米国は今、アジアにおいて米国の同盟国が減って、
中国サイドに急傾斜している国々のおびただしさという現実(リアル)を目撃し、外交の転換を熟慮してきた。
したがって反中国という米国の姿勢は、共和党タカ派のみならず民主党の多くも、そしてリベラルなニューヨークタイムズの論調もそういう方向へ変質しているのである。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamamiki
6
宮崎氏の著書は定期的に読んでます。氏は実際に各国を回った上で書き上げてる内容となっているので大変、説得力があります。この著書においては過去発刊の書籍と比べ、中国の影響を各国が受けているのは、そうであるけど反中の流れも出始めてるところ、それから米国による中国潰しの本気さを示してるところが新たな展開となってます。僕は、この中国っていう共産党独裁国家は消滅すべきであると強く願う1人なんですけどね。それは人民に対してではなく、中国共産党っていう意味ですので悪しからず。2018/07/07
-
- 電子書籍
- 刑事500足
-
- 電子書籍
- 十津川警部「友への挽歌」 - 長編推理…