めった斬り平成経済史

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めった斬り平成経済史

  • 著者名:高橋洋一【著】
  • 価格 ¥1,232(本体¥1,120)
  • ビジネス社(2021/02発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784828420448

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内容説明

序章 したり顔で語られる、プラザ合意とバブルのウソにだまされるな。
昭和55年~昭和63年(1980)~(1988)
第1章 問題はバブル崩壊ではない。原因の見誤りと後処理の迷走だ。
平成元年~平成8年(1989)~(1996)
第2章 官僚も金融機関もマスコミも、「改革」という言葉を叫びさえすればいいと思っていた。
平成9年~平成12年(1997)~(2000)
第3章 実は、デフレと円高の二重苦を退治するチャンスはいくらでもあった。
平成13年~平成19年(2001)~(2007)
第4章 乱世だからこそ「ハトヤマノミクス」もあり得たのだが……。
平成20年~平成23年(2008)~(2011)
第5章 今も決して悪くはないが、日本経済にはもっともっと伸び代が残っている。平成24年~平成31年(2012)~(2019)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hk

18
高橋氏の主張の1つは「日銀・黒田総裁は、構造失業率が3%前後だと見積もっており、それに呼応するインフレ率が2%だという前提の下で金融緩和を進めた。だが失業率が3%を割っても一向に2%の物価目標が達成されない。これは構造失業率の見誤りが原因だ」といったもの。…私は単に需要不足で物価が上がらないのだと思う。雇用が増えて構造失業率とやらを下回っても、非正規増加で労働者1人あたりの賃金が減少している。だから全体購買力の減衰で物価は上がらないのだ。誰がやったか知らないが、構造改革は罪深い。誰がやったんだろうね。 2019/01/18

しゅわっち

14
面白く読ませてもらった。著者の本を読んでいつも思うのは、日本の経済学者が役に立っていないことだ。高度な数式を使う学問なのに高校の数2Bで受験資格があるせいだろうか。学者で数式が理解できない人もいると思う。また、私も含め沢山の人が、通貨供給量を増やすと、ハイパーインフレになる可能性を感じているのではないだろうか、この本にも書いているが、戦争などで、通貨供給を増やした後に、敗戦等により、物品供給不足になると、ハイパーインフレになるのが、理解できた。発展途上国で、インフレが起きるのをもう少し、深く理解したい。2019/04/07

まゆまゆ

6
バブル崩壊からの不良債権処理、5%消費税増税をきっかけとしたデフレ社会の到来、郵政民営化と混乱の民主党政権、そして現在まで続くアベノミクスと平成の経済政策を振り返る内容。経済状態が過熱気味でなければ消費税を増税すると景気が悪化するのは過去の歴史でも経験則でも明らか。だからなのか散々軽減制度が報じられるけど、来年の今頃はきっと今よりも良くはなってないだろうなぁ……2018/12/13

jiangkou

5
バブル期官僚を務めていた経験から当時の経済状況を解説している本。土地、株バブルで証券会社が無駄なクルーザー保有などの記憶があり、バブル悪し、皆あほだった、と思っていたが本当にバブってたのは証券や証券化して含み益を出した企業だけで、国全体ではインフレも起きておらず、失業率も低く、経済的には良好な時期だったことが分かった。また郵政民営化の話もちらりとでる。興味が再燃し道路公団の話を読むことにした。さくっと読めた。2019/03/09

ゆうき

4
戦後の日本における固定相場制は、裏で政府が為替に介入することで維持していた。それゆえ、プラザ合意以後の円高は普通の状態に戻っただけと言える。日本のバブルは株価と土地が高騰しただけでインフレ率や失業率などの指標はまともだったため、直後の引き締めは不必要だった。(営業特金規制や土地関連の規制で十分だった。) インフレ率が高くなるにつれて失業率は下がる。失業率の事実上の下限をNAIRUという。 中央銀行は本来、手段の独立性を持つべきだが日銀はザルな?法改正のため目標の独立性も保持している。2021/02/18

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