私たちは中国が世界で一番幸せな国だと思っていた

個数:1
紙書籍版価格
¥1,430
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

私たちは中国が世界で一番幸せな国だと思っていた

  • 著者名:石平【著】/矢板明夫【著】
  • 価格 ¥1,144(本体¥1,040)
  • ビジネス社(2021/02発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
  • ポイント 300pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784828420318

ファイル: /

内容説明

祝日に公開処刑をみるのが民衆のストレス発散だった――
◎情報統制で自分の親戚が餓死したことも秘匿された
◎完全に時代に翻弄された父親たち
◎三人兄弟でズボン一つ、五人家族で布団が一組
◎無実の両親を密告した息子が英雄にされた時代
◎数千万人が死んだ歴史を抹殺した中国共産党
◎「毛沢東が唯一した正しいことは自分が死んだこと」
◎八〇年代に中国を夢中にさせた日本の大衆文化
◎中国政府が反日運動を弾圧していた時代があった
◎天安門事件以後完全にとまった政治改革
◎弾圧を受けても劉暁波が中国に止まった壮絶な理由

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スウィーニー校長

14
★★★★☆ 文化大革命時代の中国で暮らしていた2人とも、 近所の人が公開処刑されるような中国を、 本気で幸せな国と思っていたと…。 全体主義、おそロシア。 中国経済に明るい見通し、材料などなく、 周体制が危うくなったら、起死回生の「台湾侵略」に走るのでは、と懸念されている。 中国はロシアのクリミア併合を熱心に学んでいるらしい。 台湾加油!!2018/12/21

トラ

8
先日、池上彰氏が「中国が独裁体制なら日中関係はよくなるはず」と言っていましたが、どう考えても納得いかないな、ということを再確認できました。後半は他の評論本でも得られそうですが、前半部分はこの二人でないと無理でしょう。実体験がある分、重みが違いました。公開処刑が人民たちの娯楽だった時代のエピソードは背筋が冷える思いでした。そして、習近平はこの公開処刑を復活させている。たまに、ネットで「上海の景観はすごい。日本は落ちぶれた」という論調を画像つきで見ることがありますが、本書を読むと「だから何なのか」と思います。2018/08/31

わっきー

3
これは現代の出来事か!?と疑うような、理不尽な「処刑」が繰り返されていた話は本当に驚愕だった。毛沢東の印刷された新聞紙で大根を包んだお婆さん、同人誌のタイトルがまずかった文学青年、歴史に正解は無いけどこんな事で人が殺される時代はあってはならない。それでも外部の情報を遮断し洗脳することで、他の国よりは幸せだと思ってた事が恐ろしい。もう2度と天安門事件のような悲劇を起こさないで、中国が良い方向に向かってほしい。2020/12/07

■TERU■

3
お婆さんが突然捕まってしまうお話がとても辛い。 そんな事がまかり通ってしまう中国と言う国。 チベットやウイグルの人達だけでなく、自国の国民までも騙し殺してしまう。 これから中国がどんなことをしてくるのか、僕ら日本人は覚悟しなければならない。2018/08/19

おとう

2
共産党内部、習近平周辺の状況分析は「確かに」と思わせる所が多々あり。 参考になります。2019/02/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12909580
  • ご注意事項

最近チェックした商品