内容説明
前著『ぼくはアスペルガー症候群』はおかげさまでベストセラーになった。読者の方々からも多くのお便りをいただいた。その中で最も多かった声は、仕事や人間関係に関するものだった。
対人関係が不得手なアスペルガー症候群の当事者が仕事や人間関係についてどのように対処しているのかというもので、やはり、アスペルガー症候群の当事者にとって「仕事」「人間関係」にまつわる悩みは尽きないのだろう。
そこで、続編にあたる今回は、ぼくの仕事と人間関係を中心としたエピソードを綴らせていただいた。この本を通じて、アスペルガー症候群の当事者が仕事や人間関係とどう向き合い、どんな思いで日々を過ごしているか、感じ取っていただけるとありがたい。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
風鈴
4
前に読んだ本の続編。正直、同じ話が反復して出てくるので、「ああ、またか」と思うけど、そのときそのときで切り口が違うので、「ここでは、こう言いたかったのか」と毎回思える。感服するのは、努力を怠らない姿勢だと感じました。自分には無理ですね・・・。2018/11/22
manamuse
2
第2弾から読んでしまった…。 なんだろう…感想… 現実は厳しい。 誰よりも自分の特性を理解して、 誰よりも努力して、 資格もたくさん取得して、 なのに結果退職勧告。 そして転職先が決まらない。 うつの再発が心配。 私なんて…全然だめだなー。 2018/03/07
つかちん
1
権田真吾著。40代でアスペルガー症候群と診断された方の仕事を巡るアレコレ。周りに、ちょっと変わったヤツ、だいぶ変わった人、理解できない人、自分にとって簡単なことでもできない人って少なからずいると思う。そういう人の特性とか苦労が描かれている。少しでも特性を知って、対処していく必要があるんだろうと思い、読んでみた。本人も苦労しているんだから、なかなか周りに理解してもらうことは更に難しいんだろうなと思ったのも事実。どうしたらいいんだろうねぇ。2022/12/09
Akio Kudo
1
★★★★ 読んでいて、退職奨励を受けていることを知って気の毒になる。本人は一生懸命でも企業は冷たいままなんだと思ってしまった。2019/10/16
ふーぱお
0
アスペルガー症候群の当事者である筆者が、退職勧奨を受けるという現実に向き合いながらも淡々と状況を伝えていることにリアリティを感じました。前作と合わせて著書の印税で何とか収入確保出来ないかなど(同情を込みで)考えさせられてしまった。2020/12/22
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