内容説明
中国最初の史書「史記」の最後に置かれた70の列伝.宰相,武将,循吏,酷吏,刺客,侠客,素封家等,司馬遷は貴賤を問わず〈正義を保持し,ひとに屈せず,機を失わずして世にあらわれた人々〉をとりあげ,それぞれにしたたかなこれらの人間の生きざまを,躍動する筆致で描き,「史記」の全体像を構成した.
目次
李将軍列伝 第四十九┴匈奴列伝 第五十┴衛将軍・驃騎列伝 第五十一┴平津侯・主父列伝 第五十二┴南越列伝 第五十三┴東越列伝 第五十四┴朝鮮列伝 第五十五┴西南夷列伝 第五十六┴司馬相如列伝 第五十七┴淮南・衡山列伝 第五十八┴循吏列伝 第五十九┴汲・鄭列伝 第六十┴地図 前漢武帝期要図
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
MAT-TUN
6
衛青や霍去病は、漢代における最盛期を築いた武帝の時代に登場した英雄として、極めて強い印象を残した。本書では漢の時代の人物や朝鮮など中国から見た異国の風土も多く書かれていて興味深い。2011/12/12
mizugame_book
5
漢籍を色々読んでた時期に、飛びぬけて面白いと思ったのがこの史記列伝。 日本に列伝形式の本はないかと一時期探し回っていたこともある(湯浅常山の「常山紀談」に辿り着く)。 ちなみに、これから20年くらい後に横山光輝で「項羽と劉邦」を読んだときに、自分が全体の流れを意外と把握していないことに気づき不思議に思ったが、よく考えると「史記 本紀」を読んでいないので当然であった。
sonohey
4
司馬遷ジェネレーション。勇敢なる飛将軍李広、何度となく匈奴を破った衛青、霍去病、俊才にして立ち回りの上手い公孫弘と才能を持ちながら主君を脅迫し死を得た主父偃、文学の才を諫言に活かした司馬相如、傲慢により身を滅ぼした淮南王、衡山王、一時は高い地位を得ながらも時勢のなかに埋れていったキュウアン、鄭荘。帝という不可侵の光のもとに集まった天才たちとそれを淡々と描写した司馬遷。才能も仕事も人それぞれです。2019/02/21
midorikawa-e
4
メモ:前漢武帝期の将軍、官吏の他、匈奴や東越、西南夷など世界は広がる。2016/03/01
6 - hey
4
北方史記にもでてくる衛青や霍去病が出てくるのですが、もはや伝説的な記述はなく(とはいえ誇張的な表現はありますが)、事実をまとめた書物になってきて面白みは減ってきます。ここらへんは北方謙三『史記』で楽しみたいと思う。2013/07/08
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