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内容説明
本の見つけ方.ネット検索の極意.現場で調査.値を測定.そして人の声を聴く.専門家でないからこそできる「調査のデザイン」により,これらを縦横無尽に組み立てながら,統計や分析で調べていく方法を具体的に解説.ロングセラー『自分で調べる技術』に科学的な視点を加えて新たに書き下ろす.「知的生産の技術」への一歩.
目次
第1章 調べるということ┴1 調べよう┴世界は複雑┴調べて解決への道を考える┴調べることはむずかしくない┴2 調べることで,何をめざすのか┴何をめざす調査か┴市民による調査はなぜ有効か┴水俣病の経験┴専門家の知識も利用する┴調査をデザインする┴困難を克服し,実践へ┴【練習問題1】┴第2章 文献や資料を調べる┴1 文献・資料調査とは┴多様な「調べ方」と文献・資料調査┴紙媒体かネットか┴本か論文か┴2 雑誌記事・論文を調べる┴国会図書館サーチ┴国会図書館から雑誌記事・論文のコピーをとりよせる┴J-STAGEで論文PDFを手に入れる┴学術機関リポジトリデータベースIRDB┴雑誌記事・論文を図書館で探す┴【練習問題2】┴【練習問題3】┴3 本を探す┴本は探しにくい?┴国会図書館サーチ┴CiNii Books┴本の中身から調べる Google Books┴図書館で本を探す方法┴公立図書館を調べる カーリル┴司書にたずねてみる┴実際に国会図書館に行ってみる┴専門図書館もある┴大切な本の「奥付」┴ネット書店とネット古書店┴4 新聞記事を調べる┴情報の宝庫,新聞記事を生かす┴新聞記事データベースの活用┴地方紙の魅力┴業界紙が役に立つ┴5 統計を調べる┴統計の探し方┴私たちにとっての統計┴政府統計の読み方┴e-Statを使ってみる┴政府統計以外の統計┴【練習問題4】┴【練習問題5】┴6 資料を探す┴図書館にない資料とは┴行政の資料┴その他の文字資料┴ネット上の情報┴7 書かれていることは真実か┴第3章 フィールドワークをする┴1 なぜフィールドワークが必要か┴知りたい情報は書かれていない┴自分たちの認識を問う┴2 フィールドワークの多面的な意義┴考え方の枠組みが壊れる┴学びの場としての機能┴フィールドワークの技法は複合的┴調査のプランを立ててみる┴【練習問題6】┴3 誰に聞くのか?┴行政の人に聞く┴話す側の「フレーム」を意識する┴テーマのキーパーソンを探す┴何人に聞けばよいのか┴4 聞き取りの基本┴相手に合わせたアプローチ┴一~二時間が標準┴もっと具体的に┴受容的に聞く┴フレキシブルに聞く┴5 メモと録音┴どんなメモ帳を使うか┴考えながらメモを取る┴メモをまとめる┴録音する┴ICレコーダーやスマホの録音アプリ┴文字起こし┴文字起こしの方法(1)音声データをまるごと起こす┴文字起こしの方法(2)丸めながら起こす┴文字起こしの方法(3)内容のみを起こす┴6 聞いた話は正しいのか?┴一次情報vs二次情報┴相互作用としての聞き取り┴【練習問題7】┴【練習問題8】┴7 観察する┴聞くだけがフィールドワークでない┴体験のなかで気づく┴観察したことをノートに書いてみる┴8 アンケート調査┴アンケート調査は量的調査┴無意味なアンケートはしない┴9 調査倫理┴宮本常一「調査地被害」┴調査は特権ではない┴お礼状を送る┴第4章 リスクを調べる┴1 なぜ自分でリスクを調べるのか┴リスクにさらされている私たち┴生活者の視点が大事┴現状をよりよくするために┴2 課題設定と文献調査┴課題を設定してみる┴過去の文献を調べる┴図書館を利用する┴文献検索サイトを利用する┴PubMed┴Bibgraph┴Google Scholar┴専門論文の読み解き方┴勉強したことがない分野の「勉強」法┴英語文献を読む技術┴最新の学問動向のフォロー┴専門家にたずねる┴テレビのドキュメンタリー番組を利用する┴【練習問題9】┴3 自分で測定する┴測定の前のフィールドワーク┴どのような計測がなされているかを知る┴計測器を知り,手に入れるために┴計測器を適切に使う┴測定値の扱いに注意する┴正確度と精度┴有効数字,較正┴4 統計データを利用する┴統計を活用する┴【練習問題10】┴5 リスクを推し量る 統計学,そして疫学の考え方┴データの特徴をつかみ,「違い」のあるなしを判別する 統計学の考え方┴リスクの大きさを計算し原因を特定する 疫学の考え方┴コホート研究と症例対照研究┴二つのグループの比較,交絡因子┴ハザード比とリスク比┴九五%信頼区間とP値┴第5章 データ整理からアウトプットへ┴1 フォルダによる整理┴フォルダとインデックス┴すぐに見返せるように┴電子データはどう整理するか┴紙の資料を電子データ化する┴クラウドストレージを利用する┴2 表やカードにしてデータと対話する┴データと対話する┴数値データをグラフや表にする┴文字データを表にする┴文字データをクロス表にしてみる┴カードにする┴ある語りからの四枚のカード┴キーワード化┴【練習問題11】┴3 KJ法によって体系化する┴KJ法とは何か┴実際にやってみる┴別の整理をしてみる┴IdeaFragment2┴座標軸で考える┴【練習問題12】┴4 アウトプットする┴論文という基本形式┴アウトラインをつくる┴出典を示す┴論文はどこで発表するのか┴プレゼンテーション┴説得力を増す方法┴5 共同で調べる┴研究資金はどうするのか┴一人ではなく,自分「たち」で調べるメリット┴あとがき┴参考文献・参考サイト
感想・レビュー
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KAZOO
徒花
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壱萬参仟縁
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