講談社文庫 追越禁止 夜明日出夫の事件簿

著者名：笹沢左保【著】

講談社（2021/02発売）

• ISBN：9784061858602

内容説明

老女を乗せて岩手まで車を駆った夜明は、若い女の変死に遭遇し、遺書の謎を解く。お馴染の夜明名探偵、東北でも大活躍！　――地上げ屋によるゴルフ場造成のトラブルに巻き込まれた老女を、自分のタクシーに乗せて岩手県一関へ赴いた夜明日出夫は、彼女の遠縁の娘の変死に遭遇する。その女の土地は、夫によって勝手に売却されていた。死体の口にはヒイラギの花ビラが……。残された遺書と花ビラから、夜明は老女のために犯人を暴こうとする。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[sachi]

又もや、一桁登録の小説だった。夜明日出夫シリーズ第5作。元刑事の頼れるタクシー運転手が、老婦人を東京から岩手まで送って行った先で、自殺か事故死か不明な事件にでくわし、主要登場人物の、くえない婆さんと一緒に、事件の真相に迫っていく話。登場人物は楽しくて好感がもてるんだが、事件の設定が甘くて唖然！謎解きも、ヒントを都合良すぎるタイミングで思い出す友人やら、最後は、殆ど主人公の感て、それはあんまりな、、とチョットびっくりもしたのですが、そこは、深く考えないようして読み終わりました。シリーズモノとしては面白く読め

2017/02/09