講談社文庫<br> 小説十八史略 傑作短篇集

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講談社文庫
小説十八史略 傑作短篇集

  • 著者名:陳舜臣【著】
  • 価格 ¥859(本体¥781)
  • 講談社(2021/02発売)
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  • ISBN:9784062753753

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内容説明

中国史の精華を味わう魅惑の作品集、ロングセラーの特別篇――春秋から三国時代を経て、隋・唐、南宋。中原に覇を競った人びとを活写し、今なお多くの読者を魅了する『小説十八史略』。のちの始皇帝、秦王(しんおう)暗殺を命じられた荊軻(けいか)。金の都で蒙古から史書を守る宿命を負った宋人・王勉(おうべん)をはじめ、孟嘗君(もうしようくん)、楊貴妃(ようきひ)など、「十八史略」の時代に生きた人物に光をあてる、歴史小説コレクション。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mzo

8
陳舜臣の『小説十八史略』を読んだのは15年くらい前だったか。その中の登場人物にフォーカスを当てた短編集。有名無名問わず流石の面白さです。また本編を読み直したくなりました。2014/01/10

遊未

6
十八史略から10の物語。印象深いのは「希符の一諾」。もし、ご本人がこういう解釈もあると伝えられたら…と思ってしまいました。「弥勒乱入」自分たちに結果は出せない。だが、決行に意味がある。いつの日にか…。しかし、その思いが現代の世界で決行されたら…と考えると恐ろしいものがありました。2019/03/13

竜王五代の人

4
陳先生の「十八史略」シリーズからの名作抜粋かとタイトルから思ったが、直接関係しない歴史もの短篇集(いちおう、関連箇所の引用が紹介代わりに冒頭に入る)であった。十篇のうち、唐の玄宗時代のものが三編もあるなど、時代の偏りもある。このあたり、売らんがなな雰囲気あり。内容は陳先生の飄々とした語り口でいいものなんだけれどね。/荊軻の話は、彼を送る人間の感情はともかく、派手に見送って秦の密偵に怪しいと思われなかったのかね。/隋代の奇抜な事件を描いた「弥勒乱入」が興味深かった。その裏の手段を選ばない人間劇も、またよし。2022/09/03

大統領

3
やっぱり中国の歴史は面白い。唐の時代が疎いので、高仙芝と楊貴妃の話が面白かった。外敵を討ち滅ぼしてきたのに味方の讒言で処刑される高仙芝の最期が悲しかった。一番強烈に感じたのは安禄山のエピソード。権力を手に入れる為に恥も外聞も捨てる姿勢が恐ろしい。私の中で安禄山は、赤ちゃんプレイで国を手に入れた男という刷り込みがされてしまった笑。2023/09/21

やむやむ

2
十八史略も中国史にも全く通じてはいないのだけども、西域や金国、パミール、天山南路などの言葉に浪漫を感じて手に取った1冊。その期待を背くことなく、収録されてる一遍一遍に、その時代のエッセンスが振りまかれ、戦の非情、人の営みが肉付けされ、歴史を知らなくても充分楽しめ、読み終わった時には少しだけ中国史が身近になった気がしました。2016/12/05

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