抄訳 渋沢栄一 『至誠と努力』

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抄訳 渋沢栄一 『至誠と努力』

  • 著者名:渋沢栄一/奥野宣之
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 実業之日本社(2021/02発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784408420967

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内容説明

日本史上最強のビジネスマン・渋沢栄一の
生き方、働き方104の教え!

農民の子として生まれながら、尊王攘夷思想に傾倒し城の乗っ取りを計画するも中止。
そこから一橋家の家臣となって幕臣になり、認められてパリの博覧会へ派遣され、明治維新後に帰国。
大蔵省の官僚になるものの辞職して日本初の銀行の設立に尽力。
100年後のいま、日本資本主義の父と称される渋沢栄一。

なぜ彼はこんな人生を送ることができたのか。

本書は渋沢栄一75歳の時の講話録『至誠と努力』からその人生観や仕事観が凝縮された言葉を厳選し、
現代を生きる人たちへ向けたメッセージとして編訳しました。

====

「男としてこの世に生まれた以上は、その体力が及ぶ限り、
その能力が働く限り、その事情の許す限り、できるだけ多くの大きな仕事をする――。
これに何の問題があるか。
自分のためにも社会のためにも、もっと大きな功績を残そう! 
こういうのが本来の志というものだ。(略)」


「月給が少ないから これだけの仕事しかしないとか、
ボーナスをくれないから働かないとかいうのはダメだ。
これは報酬に忠実ではあるが、仕事に対する誠意が欠けている。(略)」
 
「(略)失敗や成功というのは、精神の安らぎを得られるか、そうでないかにかかっている。
たとえ巨万の富を築いても、そこから揺るぎない心の平穏を得られないとすれば、結局その人は失敗者だと断言していい」

====

本書では生涯500を超える企業の設立・運営に携わったといわれる
渋沢栄一の仕事論、修養論にはじまって、金銭論では富のとらえ方、
日露戦争直後の日本の発展、そして人生における成功と失敗など
幅広くその人生哲学を現代語訳としてよみがえらせました。

幕末から明治、大正、昭和まで激動の時代の日本を生き抜いた
渋沢栄一の言葉の数々は、コロナ禍の令和時代を生きる私たちを力強く励ましてくれるはずです。


≪内容紹介≫
1章 仕事論―頼りにされる人になるために
2章 修養論―どのように人として成長していくか
3章 金銭論―カネの魔力に狂わされないために
4章 社会論

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

塞翁が馬

6
★3 抄訳集であるため読みやすい。しかし「論語と算盤」のように前後の話がなく、どうしても浅く受け取りがちになってしまうと思う。渋谷栄一を知るきっかけとする入門書としてはいいかもしれないので、これを読んで興味を持ったら論語と算盤で深く知るという流れもアリだと思う。 「論語と算盤」読了後にも同じ事を感じたが「抽象的で当たり前のことばかり言ってるよな~」とやはり感じる。これを新しい!とか初見!とかいうほど世の中にモラルや人情というものはなくなってしまっているのだろうか…2021/05/19

Go Extreme

1
仕事論―頼りにされる人になる:大きな仕事 実務とスキルアップ 働き方 キャリアと立身出世 修養論―どのように人として成長:知識と体験 心を鍛える 体を鍛える 自分をつくる読書  金銭論―カネの魔力に狂わされないために:資本主義と道徳 欲望のコントロール めざすべき豊かさとは 社会論―人々の暮らしを守る:共に生きる 社会発展と格差 慈善事業と心得 男女同権 発展論―日本の未来をどう切り開くか:日本人を分析 日本の将来 政治と国際関係 人生論―混迷の時代を生き抜く覚悟とは:成功t失敗 逆境 幸福 次世代に告ぐ2021/03/31

BOY-KEN.Ⅱ

0
「成功や失敗なんて人生の残りカス」と言い放てる渋沢栄一は、大きな野望を望みながらただ直向きに目の前にある課題を解決してきたのだろうと感じた。 今の若いもんは、、、的な表現もやや多くはあったが、私も人事を尽くして天命を待てるよう励んで参りたい。2021/12/11

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