レジデントノート増刊<br> マルチモビディティ診療の考え方と動き方 - 多疾患併存状態を読み解き、治療の優先順位をつけ、適

個数:1
紙書籍版価格
¥5,170
  • 電子書籍

レジデントノート増刊
マルチモビディティ診療の考え方と動き方 - 多疾患併存状態を読み解き、治療の優先順位をつけ、適

  • 著者名:佐藤健太【編】
  • 価格 ¥5,170(本体¥4,700)
  • 株式会社羊土社(2021/02発売)
  • ポイント 47pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784758116572

ファイル: /

内容説明

誰もが出合う「多疾患併存状態の患者」への対応,治療・退院までの動き方を丁寧に解説,全体像の捉え方,治療の優先順位のつけ方がわかります.また,複雑度に分類した症例を多数収録,確かな実践力が身につきます!

目次

第1章 総論 Multimorbidityの基本的な考え方
1 Multimorbidityに関連するエビデンスの現在と将来
2 Multimorbidityに疾患別診療ガイドラインを適用する際の注意点
3 日常診療でよくみかける「医学的に正しいが患者がよくならない」Multimorbidity診療とその原因
4 複雑性の分類と対応方法
5 Multimorbidity診療を担当する医師が直面する意思決定ジレンマ

第2章 総論 Multimorbidityの実践的な対応方法
1 標準的な対応の原則,診療手順・治療戦略
2 問題リストの整理方法
3 大病院における診療のコツ~専門科が揃っている環境でのコンサルテーション・コーディネート
4 中小病院における診療の強み(病院総合医が主力となる診療の特徴や強み・魅力)
5 診療所における診療の特徴~診療所家庭医が主力となる退院後の診療の特徴,連携

第3章 各論 複雑度レベルⅠ:Simple case(単純事例)
1 肺炎+喘息
2 心不全+COPD
3 感染症+悪性腫瘍
4 椎体圧迫骨折とMultimorbidity
5 虚血性疾患+出血性疾患
6 生活習慣病+運動器疾患・精神疾患
7 生活習慣病+フレイル・認知症

第4章 各論 複雑度レベルⅡ:Complicated case(複合事例)
1 うっ血=心不全×腎不全×運動器
2 急性増悪=肝硬変×慢性腎不全×陳旧性心筋梗塞
3 誤嚥=認知機能障害×嚥下障害×呼吸機能障害
4 褥瘡=膀胱直腸障害×サルコペニア×抑うつ・障害受容

第5章 各論 複雑度レベルⅢ :Complex case(複雑事例)
1 閉じこもり ∋ (慢性心不全×Polypharmacy) ∩ (認知症×孤立)
2 社会的排除: (肝硬変×COPD×心不全×閉塞性動脈硬化症) ∩ (脳梗塞×認知機能低下×ふらつき×ベンゾ依存) ∩ (家族の強い不安×介護保険未申請) ∩ (ケアの分断×救急頻回受診×隠された疾患)
3 会社経営危機 ∋ (発達障害×生活習慣病) ∩ (脳梗塞×問題行動)
4 スティグマ ∋ (マイノリティ×リストラ×ホームレス) ∩ (アルコール依存症×結核疑い) ∩ (受け入れ拒否×受診拒否)
5 つながりの断絶 ∋ (心不全×腎不全× α ) ∩ (高齢独居×意思疎通困難) ∩ (家族疎遠×経済的困窮)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ねころじ

1
良い理解、サポート、レジリエンスを高めて、薬、医療の分断、悪い生活習慣を減らす。マルモって複雑困難事例のことなんだなぁと。家庭医のエッセンスがぎっしりじわっと詰め込まれている良本2022/05/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17498075
  • ご注意事項