実験医学増刊<br> パンデミック時代の感染症研究 - 病原体の病原性、多様性、生活環から新型コロナウイル

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実験医学増刊
パンデミック時代の感染症研究 - 病原体の病原性、多様性、生活環から新型コロナウイル

  • 著者名:嘉糠洋陸【編】
  • 価格 ¥5,940(本体¥5,400)
  • 株式会社羊土社(2021/02発売)
  • ポイント 54pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784758103923

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内容説明

病原体はどのように進化し宿主と相互作用するのか―COVID-19パンデミックの今こそ学びたい感染症研究のホットトピックを網羅.感染症の歴史やインフォデミック,巻末鼎談などメタ的視点も学べる決定版の1冊

目次

序にかえて パンデミック後の感染症研究の行方

第1章 病原体を理解するプラットフォーム
1.ウイルスの病原性
2.トキソプラズマの病原性から「パンデミック」を考える
3.ウイルスRNA合成装置の微細構造解析
4.病原菌ゲノムの多様性解析―新興病原体出現の新知見
5.新型コロナウイルスのゲノム進化
6.コロナウイルスとは何ものなのか
7.寄生虫と腸内細菌の相互作用
8.人獣共通感染症:動物から学ぶ
9.ウイルスの伝播様式(接触,飛沫,空気感染)

第2章 病原体と宿主のイベント
1.コウモリからやってくる人獣共通ウイルス感染症
2.進化実験による細菌病原性の理解
3.寄生虫の生活環と薬剤ターゲット
4.2次感染パターンからわかる新型コロナウイルスの急所
5.感染症動物モデル―霊長類モデルを中心に
6.サイトカインストーム―免疫の暴走が引き起こす致死的な全身炎症
7.感染症の病態解明における病理学の意義―COVID-19の病理解剖を例に
8.ワクチン開発研究(COVID-19)
9.宿主における病原体のダイナミクス
10.潜伏感染し宿主に終生存続するヘルペスウイルスの生体レベル特異的増殖機構
11.感染症領域におけるゲノムワイド関連解析(GWAS)

第3章 感染症研究を取り巻く多様性
1.感染症の歴史学―世界史のなかのパンデミックとエンデミック
2.One Health, One World―これからの感染症研究の国際的な取り組み
3.国立感染症研究所のBSL4実験室
4.新興・再興感染症流行時にアカデミアが果たせる役割―COVID-19検査を実例に
5.新興・再興感染症に対するドラッグ・リポジショニング
6.目玉焼き理論による新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)対策
7.インフォデミック
8.プレプリントと超短期査読の功罪と展望
[巻末鼎談]融合し加速するポスト・コロナの感染症研究

索引