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内容説明
人口減少と経済縮小の時代を迎え、放置される空間が濫発する中で、社会的に適切な空間制御を果たすべく地域社会による合意形成が不可欠である。そのような縮減社会において、いかなる合意形成を模索すべきか。「合意形成研究会」における共同研究の成果をまとめた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
RYU
1
縮減社会の空間制御と自治にかかる合意形成についての、10名の研究者の研究成果。縮減社会においては、国と自治体の空間制御の形態は、空間利用をめぐる紛争と合意形成から、利用放棄をめぐる紛争と合意形成に転化する。ドイツでは一般的には地域コミュニティにおいて多数決原理で物事を決めていくが、ブレーメン市では、地区まちづくり会議が定期的にあり、全員一致原則がとられることで住民の参加意欲を促し社会的承認欲求に応えるプログラムがある。2021/02/27
Joecalme
0
夏のパネルディスカッション企画に向けてお勉強。 地方自治と「空間制御」の合意形成の手法、モデル、力学について理論とケースを学べる一書。空間利用・活動の過小がもたらす弊害、合意形成は関係者にとって非対称な過程、裁判は和解を含めて合意形成の1プロセス、人は結論より過程に興味を持つ…等々。地域の中だけでなく、沖縄米軍のように、地方のデモクラシーと国家との利害調整における、地方に不利にならないための合意形成の構造、分権のあり方はもう一つ重要な視座であると痛感。2024/06/09
go
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#合意形成 かなり手こずったけど勉強になった2019/09/27
葛
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2019年7月5日初版第1刷発行 2019年1月25日初版第2刷発行 2019年7月5日初版第3刷発行 編著者:金井利之 著者:阿部昌樹、礒崎初仁、内海麻利、北村喜宣、齋藤純一、嶋田暁文、名和田是彦、原島良成、村山武彦 発行者:田中英弥 発行所:第一法規株式会社2019/08/26