内容説明
「アナログ時代を生きてきた私たちシニアが、デジタルのスキルを身につければ鬼に金棒です」
こう語るのは、世界最高齢のアプリ開発者で、「世界が尊敬する日本人」にも選ばれた若宮正子さん(マーチャン)。
シニア世代が、スマホをはじめとするデジタルの道具と楽しくつきあうことには、大きな意味があります。
孤立、詐欺、認知症、難聴など、高齢者を取り巻くマイナスの事柄は、デジタルの力を借りればプラスに変えられます。
「そもそもデジタルって何?」から始まり、デジタルとの上手なつきあい方、今話題のスマホ決済やAI(人工知能)、プログラミングのことまで、84歳の著者が分かりやすく解説。
人生100歳時代を生きるシニアたちに、元気と勇気を与える1冊です!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kazitu
46
好奇心を忘れない。何歳からでも輝けることを世界中に教えてくれた若宮さんのデジタル活用法。😁本当に尊敬です。そうゆう人に私もなりたい。😊2022/01/21
アイシャ
40
若宮さんは定年後お母様の看病をすることが決まっており、社会とのつながりを求めてパソコンの勉強を始められたそうです。家にいながらにして、たくさんの友人と出会い、多くの情報を得ることが出来る、インターネットは生活を豊かにし、自由に羽ばたける翼。同時にセキュリティーに関して心しなければならない点も多いですが。いつも家族とつながっていれば、オレオレ詐欺にもひっかからない、というのは確かに。2023/06/14
ふじ
18
新しいことに挑戦し、さらに啓蒙もしている素晴らしきおばあさま…!現役シニアから現役シニアへ送る、デジタルの勧め。超高齢地域に住む身としては諦めモードでしたが、この動きが広まってほしいなぁ、と思いました。コロナ禍でデジタル難民に情報を伝える難しさをひしひしと感じたので。巻末付録のハンディを補うIT技術が良かった。2021/05/27
伊藤
17
著者の若宮さん、ベルトクイズQ&Qに出場したんだ。 本文より・・ 『町内自治会などでも、回覧板をやめてメールにしたいのだが、あと一人がメールを受け取れないものだから、やむを得ず紙に印刷して出さなければならない。その「あと一人」にならないように、皆さんご一緒に頑張りましょう』 87歳の若宮さんが言うと説得力がある。2022/12/06
小紫
13
色々な面で参考になりました。まずは高齢者がデジタル機器を所有して操作する際に感じるであろう心のハードルを低くし、そしてそれを使う際の注意事項も覚えておくと心強いでしょう。本当に技術は「秒進分歩」、私も今からこの心構えで、今後何年かしてリリースされてくる機器との付き合いをしていこうと思います。実際、一人だけメールができないから紙で回覧板を回す、という事態の場合、紙を準備する(多くの)人の負担になってしまうかもしれませんし。高齢者がデジタル機器で獲得体験ができる、ということも大事なことだと思います。《図書館》2020/06/04