ステップファミリーのきほんをまなぶ - 離婚・再婚と子どもたち

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ステップファミリーのきほんをまなぶ - 離婚・再婚と子どもたち

  • ISBN:9784772416511

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内容説明

ステップファミリーの基礎知識から、どうしたらお互いに良好な関係を築くことができるのか?、までを実例を挙げてわかりやすく解説。ステップファミリーが「ふつう」の家族のようになる必要はまったくない。間違った思い込みは本書で解決されるはずである。これからステップファミリーになろうとしている方や、いまステップファミリーで悩んでいる方はもちろん、臨床家や児童相談所職員、司法関係者の方に手にとっていただきたい一書。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kitten

8
図書館本。色々な家族の形がある。親の再婚相手のことを「お父さん」「お母さん」と呼ばせる必要はない、とのこと。血のつながってない継親に、実親のかわりをさせようというのが、そもそも間違い。日本では、共同親権の考え方がないので、再婚によってどうしても実の親がスポイルされてしまうのが問題だ。ステップファミリーにはいろんな形があり、それぞれいい家族を目指すことができる。2020/01/29

ポレ

7
ステップファミリー=子連れ再婚。新婚同士の家庭を規範としてステップファミリー家庭を構築すると、継親子間にひずみや軋轢が生じうまくいかない。実親子の関係を模倣するのではなく、なんでも話せる大人のような独自の関係性を築くことが、ステップファミリーを円満に導く。2019/01/25

木麻黄

4
一説によりますと、日本の婚姻件数割合の4分の1は再婚家庭であり、もはやマイナーとは言えない勢力になりつつあります。その一方で、再婚夫婦の離婚率は初婚夫婦よりも高いので、より困難な課題を抱えての再出発であることはもっと認識されていいでしょう。支援者にとっても、目からうろこの研究知見や当事者実態が丁寧に記載されていることから、弁護士、家裁調査官、心理士等の専門家にとっては必読書です。漫画による事例紹介もあるので、専門家でない当事者にはとてもわかりやすい構成になっているのも、好感が持てました。2019/12/13

いとう

2
「ふつう」にとらわれない家族作りが重要。継親も実親も、継子も実子もそれぞれ「ふつう」に捉われてしまう。だけでなく、私たち世間も「継母ってよばないほうがいい」と、家族に「ふつう」を求めてしまう。 家族は血縁や戸籍によって生じるものではなく、『ユニークでチャレンジングな家族作り』(p175)によって更新されていくもの。 memo 53ステップファミリー内のインサイダーとアウトサイダー 55カップル間の対立構造 61共同養育と並行養育 162代替・スクラッブ&ビルド型と継続・連鎖拡張型2021/11/20

読書家はる

1
こういう本がもっと増えてほしい、というのが率直な感想。まだまだ日本ではステップファミリーに関する情報が少なく、大変勉強になった一冊。それぞれの立場から事例を検討し、抱えやすい葛藤を描いてくれているので分かりやすい。2022/01/30

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