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内容説明
本書は,虐待(ぎゃくたい)について,おおよそ小学生中学年以上の子どもを対象にわかりやすく書かれている。
身近な虐待事例(身体的虐待・心理的虐待・ネグレクト・性的虐待)が極めて具体的に著されており,医療職自らがイラスト・漫画・文章を全て書き起こした本邦初の児童書である(刊行時点)。
子どもの虐待にくわしい小児科医・クマちゃん先生のアドバイスやヒントも多数盛り込まれている。
また,本文の字の形はUDフォントを使用し読字障がいを持つ方にも読みやすくしている。
他,表紙背景色も薄い緑にし,目に優しいデザインをこころがけた。
子ども自身が読めるよう,ホッコリしたイラストも多いが,子どもだけでなく,子どもの虐待について関わる全ての大人の皆さんに役立つ内容となっている。
子どもは勿論のこと,虐待についてとまどっている大人のかたに対しても「助けてと言っていいんだよ」という筆者の強い思いが反映されており,SOS発信の方法・相談窓口までくわしく書かれている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♪みどりpiyopiyo♪
60
安心できる大人がきっといる。安心できる場所がある。助けてを言ってほしい。そんな大人に出会えるまで… ■大きな願いが込められたご本を読みました。小学校中学年から18歳くらいまでの子達に向けて「痛い、つらい、嫌な気持ちを我慢しなくていいよ」「あなたは悪くない」「何度でもSOSを出して!」と伝えます。■漢字とカタカナには振り仮名付き。UDフォントで読字障害にも配慮。中高生に向けたコラムや大人へのメッセージも。■子供を救えるのは大人だけ。うっかり見過ごさない様に、全ての大人に読んでほしいです。(2020年)(→続2020/03/25
わむう
26
学校図書館に購入しました。ネグレクトや精神的、身体的、性的虐待について子どもにもわかりやすいように紹介をし、我慢しないで周りの誰かに助けを求めるように呼びかけています。イラスト付きで、字も大きく、ルビがふってあるので虐待されている子や周りに虐待されている子がいる子どもたちに読んでほしいです。2020/06/10
喪中の雨巫女。
17
《私-図書館》虐待についてわかりやすい。この内容を知り、救われる子供が、増えるといいなあ。2022/01/19
春
16
こどもがこの本をどんな時にどんな思いで取るのかと思うと胸が痛い。身体的虐待、心理的虐待、性的虐待、ネグレクトについて分かりやすく書かれている。書体も読みやすい。学校図書室や図書館に置かれることに意味があると思う。2021/02/02
うー(今年も遅くなります)
11
内容が内容なだけに、読んでいて不快感も感じる。でも自分の身に今起こっている辛いことについて「それは虐待だよ、ダメなことだよ」と子どもに伝える手段のひとつになると思う。いくつかケースもあげられているが「わたしはそこまでひどくないから、虐待ではない」と捉える事もあるかも? 大事な【助けて と思ったら】の章が弱いと感じた。それが日本の現状なのか?
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