100回目のお引っ越し

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100回目のお引っ越し

  • 著者名:後藤みわこ【著】
  • 価格 ¥1,155(本体¥1,050)
  • 講談社(2021/02発売)
  • 真夏も楽しく!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/11)
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  • ISBN:9784062177450

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内容説明

おじさんが営む引っ越し屋を手伝うことになったタツル。
記念すべき100件目は「引っ越したくない」という、頑固おばあさんだった!

ボク、茶屋ヶ坂樹は名古屋生まれの小学6年生。引っ越し屋を営んでいるおじさんに頼まれて、徳重さんというおばあさんが住んでいる家に「引っ越し計画書」を持ってきた。
玄関を開けて、あがろうとしたとたん、「きたなこい足であがってかん」と、おばあさんのどなり声が。
なんで? おばあさんの家こそ、古くてせまくてきたないのに。
納得のいかないボクが、ふたたび「現場」に戻って部屋をのぞいてみると、そこはタンスや本棚、テレビ台などが足の踏み場もないほど、びっしりと詰めこまれていたのだった……。

※小学校上級から

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カバン

7
「引越しは幸せになるためにする」という言葉が印象的でした。気難しいおばあちゃんを引っ越させるために奮闘する少年を描いた作品。2016/06/24

Misae

5
お母さんと二人暮らしの主人公の樹(たつる)が、引越し屋さんのおじさんの仕事の手伝いで、おばあさんと出会う。おばあさんの引っ越しい色々想い、行動する樹。 ほっこり優しいお話だった。 「引っ越して、これからの家に荷物を運ぶことだけじゃないんだな」「今までの家には幸せが入りきらない」「次の家にもっと幸せになりに行くんだ」 引っ越しはいつでも幸せだけじゃないけれど。 名古屋弁が印象的だった。2022/07/15

shiho♪

5
優しさが詰まったお話。頑なに引っ越しを嫌がる一人暮らしのおばあさん。引っ越し屋を生業とする叔父さんとそのお手伝いをする6年生の樹(たつる)の奮闘記。お引っ越しとは『これからの家』に荷物を運ぶだけじゃないと気付く樹。 舞台が名古屋ということで、言い方はツンケンしてるけど、ホントは温かい名古屋弁が、聞き慣れた私には心地よい。登場人物の名字が全部名古屋の駅名なのも◯。お引っ越しで使う、プチプチの梱包材も名古屋のメーカーが最大手ということでこれも地元民としては嬉しいポイント。 図書室購入予定にします😊 2020/06/13

くぅたん

5
面白かった。引っ越し屋のおじさんを手伝う中で、色々な人生模様を知る小6のタツル。大人に歯向かいながらも素直でいい子なのが滲み出るような、優しい文で書かれている。名古屋弁は、縁がないので、新鮮だった。2018/07/22

ぴょこたん

5
おじさんの会社「野並運送」の手伝いをしたつもりが、お客さんらしきおばあさんに叱られるし、おじさんにも手伝いと認められず、不満がいっぱいの樹、名古屋の小六男子。自責を意識しない樹が100回目のお引っ越しに関わることで成長していく物語。最初は薄いという印象。人のつながりや世界観がふわふわしている。しかし後半になっての樹の失敗は上手い書き方だなあと感心。でも、なんでへんてこな名字ばかりなんだろ? 茶屋ヶ坂ってすごい名字だw2013/08/15

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