内容説明
東京の都市形成の変遷史を追う『江戸→TOKYO なりたちの教科書』シリーズ。第三弾は、現代の東京を語るうえでも欠かすことのできない、「江戸城下武家地の配置」に焦点を当てます。関ヶ原の合戦を経て、家康はどのように家来に領地を与えたのかなど、時代・エリア別に武家屋敷のなりたちと変遷を詳細に追い、またその際に起こったお家騒動のドラマなども紹介します。著者みずから作成した豊富な図版を多数掲載。ビジュアル的にもわかりやすい造本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めぐみこ
3
江戸城武家地の配置にスポットライトを当てる巻。江戸時代に立藩した550のうち、明治維新まで生き残ったのは300…興亡激しすぎでは。大名屋敷の配置のし直しがけっこうな頻度で驚き。本拠地の近くに信頼できる人を置きたいのは判るが、老中になると2~3年で引っ越しなんて知ると、費用対効果が心配になる。明治に入っての、大名屋敷→軍や官の施設→三菱が軍施設買い取り→煉瓦建築群…の流れに近代化が辿ってきた道の象徴のようだ。2018/12/19
Ryuji Saito
0
2019年7冊目。2019/01/28