内容説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
身近な園芸植物にも有毒な植物が数多くあります。身近なだけにその危険性を知らず、被害にあってしまうことも。しかし、有毒植物の情報は野生植物に関するものが多く、日本では園芸植物を専門に扱った書籍はこれまでありませんでした。また、近年ではペット(イヌやネコ)に対する有毒植物の情報もますます重要になっていますが、日本ではその専門書が出版されていない現状もあります。そこで、園芸植物や街路樹などに使用される身近な有毒植物を選び、まとめることにしたのが本書です。一般家庭や栽培農家のみならず教育現場、医療関係者などに、身近に存在する植物の危険性を認知してもらい、これらの植物を排除するのではなく、正しい情報と知識を提供し、より安全で、より豊かな園芸活動、また観賞を楽しんでいただくことを目的とした一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
41
沈丁花やハナミズキといった樹木や、観葉植物のヘデラにも毒の成分があることを知った。他にも意外な植物に毒があることに驚いた。ただしすべてがすべて人に影響を与えるというよりも、体質的に過敏で症状の出る毒も含まれているようだ。あまり神経質になると何も触れなくなるね、猛毒じゃなければ知らぬが仏・・・・か。2015/04/05
tomi
29
毒草が多いといわれる観賞用の植物だが、詳しく解説した本はほとんどなかった。身近な有毒植物約350種を有毒成分や症例などを丁寧に解説している。食用の植物でもウメやビワの未熟な果実、ニガウリ(ゴーヤ)では完熟果で食中毒を起こす。ベニバナインゲンの生、アロエの食べ過ぎも危険。またペット(犬猫)の健康被害の情報があるのが良い。ネギ類が有害というのは知られているがユリ・トマト・ミントなども有毒とは。観賞用の花での中毒例も思っていたより多い。知識を持つことは飼い主の責任。気をつけなければ。2015/06/18
たまきら
25
4項目に分類されていてすごくわかりやすい図鑑です。水曜日は娘の友達がだれでも来ていい日なので、みんなでワイワイ盛り上がりました。ジャガイモの芽や青くなったところの危険性は知っている子は一人だけで、みんなでびっくりしたり。…猫とユリの話はぞっとしました。大好きな花も飾ることができません…泣2020/12/10
彩灯尋
7
結構咲いてるの見るよね?という印象。だから事故も起こるのね…気を付けないと。何度も読み返して知識にしたい。手元に置いておきたい本。2018/07/17
スリカータ
5
とても面白くて見入ってしまう。あまりにも身近な植物ばかりで驚きます。ゴーヤも完熟すると毒になるのですね。梅もきわどいとこを食べているのだなぁと感心。食物とするための先人の知恵に感心しました。毒をもって毒を制す、でしょうか。ペットに対する有毒植物は、花瓶に活ける花でごく普通に扱われているものもあるので、覚えておきたい知識です。2015/04/13
-
- 電子書籍
- ちょっとしたことでうまくいく 発達障害…
-
- 電子書籍
- 始末屋J ガッシュ文庫