内容説明
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正しい日本人の姿がここにある
戦前の修身教科書を再現! 「教育勅語」も収録!
総ルビ・現代語訳・用語解説も付いて 子どもと読むのにも最適!
「修身」とは、戦前の小学校で教えられていた現代の「道徳」にあたる科目です。
本書では小学校1~3年生の「修身」の教科書を再現。
そこには人間としての大切なことがわかりやすく説かれています。
道徳教育のあり方が問い直される昨今、今一度、日本人の原点を振り返るのにふさわしい一冊です。
二宮金次郎や「三本の矢」の元となったエピソードなど、
昔の日本人ならば誰もが知っていた話も多数掲載されています。
主な内容(一部)
■1年生
よく学び よく遊べ/兄弟仲良くせよ
■2年生
自分のことは自分でせよ/恩を忘れるな
■3年生
堪忍/よい日本人
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Miyoshi Hirotaka
39
宗教教育がないのに道徳が浸透していることは欧米の常識からは信じ難いこと。これは、「明治日本印象記」に書かれており、これと同じ問題意識は、新渡戸稲造をして名著「武士道」を執筆させる動機になった。それから百数十年後に起きた大震災で示された市井の人の辛抱強さ、思いやり、勇気、公益というわが国の高いモラルに世界が驚嘆したことは記憶に新しい。個人主義教育で減衰したとはいえわが国の美しい形は消えずに残っている。ネット上に溢れる「いい話」が舌の上で心地よく溶けるチョコレートなら、これはどっしりとしたあんこ。腹にたまる。2015/02/10
村越操
18
一昔前の日本人の原点を思い起こさせてくれる修身教育。戦前どういった教育が施されていたのか覗いてみましたが、言われてみれば人生の原理原則通り。日本人の良さを見失わないよう噛み締めて読み込みました「友だちに親切であれ」「人の過ちを許せ」「約束を守れ」「恩を忘れるな」「祖先を尊べ」「年寄りに親切であれ」「人の難儀を救え」2013/10/20
やじ
14
ああ、うちの息子がこの本で教育されていたら...1年生の『最初に学ぶ大事なこと』よく遊びよく学べ、時刻を守れ、怠けるな、略‥行儀をよくせよ、親を大切にせよ、親のいいつけを守れ...(号泣)先生や目上の方や年上の方を尊敬する気持ちが育っていません。親の力不足を猛省しております。教育の改革で、仰げば尊しを卒業式で歌う時代になるように祈ります。2014/02/10
くーぱー
12
「修身」は我々が戦後教育で受けてきた、「道徳」とは似て非なるものであることがよく分かる。一番の違いは国家観が明確に打ち出されていること。そして個人の自由よりも、自分を律することの美徳を讃えていること。こうした精神が行き渡れば、モンスターペアレントなんて出てこなくなるだろう。修身の復活を唱えると今の日本ではたちまち右翼のレッテルを貼られるが、現在の視点からあら改めて採り入れるべき点は多々あるように思われる。2012/09/27
Suzuki Hideaki
9
以前テレビで『今こそ修身を復活…』なんて言っている人がいたのですが、時代を超えて通用する日本人のあるべき姿が書かれていましたね。GHQが修身を廃止したのも、こういう教育が日本の精神的な強さと分析していたからでしょうか?2013/02/04