トランプvs.中国は歴史の必然である 近現代史で読み解く米中衝突

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トランプvs.中国は歴史の必然である 近現代史で読み解く米中衝突

  • 著者名:石平【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 産経新聞出版(2021/02発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784819112987

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内容説明

歴史に学べばトランプ政権は中国を潰す!
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「近代から現代まで、ニクソンからオバマまで、アメリカが中国に騙され裏切られてきた歴史から、トランプ政権の「中国潰し戦略」の必然性を探る一冊だ。」(石平氏)

中国のデッドラインを簡単に超えたトランプ。
彼は中国幻想という米国伝統の病を持たない。
一方、中国もその生死をかけて一歩も引けない理由がある。

アジア覇権をめぐり米中は衝突する。
だからこそ日本が危険なのだ!


◎トランプはなぜ中国を敵視するのか?
◎アメリカのアジア基本政策とは?
◎中国にとって台湾問題とは何か?
◎「一つの中国」とは何か?
◎米中関係史でのアメリカの失敗とは?
◎なぜアメリカは中国に騙されてきたか?
◎中華帝国にとっての朝鮮半島とは何か?
◎なぜ米中衝突で日本が危険なのか?

【目次(抜粋)】
◎序 章 攻守を逆転させたトランプ
「中国は敵」/当選後1カ月の行動が結ぶ線/中国の「本丸」に攻め込んだ/ぬか喜びした中国/「エア電話会談」/「キッシンジャー路線」をゴミ箱に/「一つの中国」とは何か/台湾問題は中国にとっての「宗教問題」である…など

◎第1章 アメリカの中国幻想 清朝―国共内戦
商人としてアジアにやって来たアメリカ/賠償金を中国に「投資」/アメリカは中国を“侵略”したことがない/「中国人は世界でいちばん民主的」/中国は善玉、日本は悪玉というプロパガンダ/ハル・ノートは中国問題/アメリカの三つのアジア政策/中国腐敗の伝統を知らない/共産主義が中国に民主主義を?/「誰が中国を失ったか」…など

◎第2章 騙され続けたアメリカ 毛沢東―胡錦濤
毛沢東はなぜ反米路線に転じたか/なぜ中国は朝鮮戦争に参戦したか/毛沢東の決断と「中華思想」/中国王朝「滅びの法則」/中華帝国に重要な朝鮮の属国化/中華帝国とアメリカが初めて衝突/毛沢東は米ソ二大大国と対立/ピンポン外交と「昔のアメリカ」…など

◎第3章 本性を剥き出しにした中華帝国 (とう)小平―習近平
中華帝国史上初めての海の覇権/全力疾走で進める海洋覇権戦略/なぜ中国は南シナ海を狙うのか/「中国の夢」にはアメリカが邪魔/ご都合主義のアメリカへの提案/中国の挑発が始まった/紅衛兵式「戦闘外交」/アメリカの「中国封じ込め」戦略/対中国最前線への米軍再駐留/アメリカは「アジアから出て行け」…など

◎第4章 アメリカ帝国の逆襲 習近平vs.オバマ
習近平を先取りした米アジア回帰/4年間の凄まじい覇権争い/米中冷戦が始まった/伝統的な「連衡策」/「対中国合従」に惨敗した中国/ロシアの威を借りた習近平/「毛沢東の亡霊」/朝鮮戦争タブーを破った「反米路線」/裁定を「紙くず」と罵る意味/「お尻をたたくぞ」と中華思想…など

◎第5章 米中衝突で日本が危ない トランプvs.習近平
トランプVS.習近平/習近平は無為無策/中国最大の輸出先/中国経済は骨の髄まで絞られる/南シナ海では力でもって中国と戦う/トランプは北朝鮮問題でも動く/カードがなくなった習近平の危険性/日本周辺こそが「テスト」に使われる/2012年に飛び出した「琉球は中国領」/本気の「沖縄工作」…など

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

謙信公

10
米国には「中国が民主化し、国際秩序を守るよい国になる」という伝統的な中国幻想があるようだ。朝鮮戦争でようやく本性を知るが、鄧小平は「韜光養晦」戦略で米国や日本を利用して経済発展させた。我慢をやめた習近平は「中華民族の偉大なる復興」理念のもと、覇権国家へと突き進んでいる。アジアの一国支配を許さない米国とは必然的に衝突する。中国に対して全く幻想を持たないトランプは、国交正常化以来タブーとされてきた台湾問題に踏み込み、北朝鮮とは直接会話、貿易戦争と遠慮がない。習近平は戦略的混乱、無為無策に陥っているのが現状か?2020/07/31

Lila Eule

9
北朝鮮問題は、米中冷戦の先端と言う事か。米国は中国に民主化の幻想を持ち続けてきた為に幾度も中国に騙されたそうだ。今の中国は、中華思想と共産党独裁全体主義が一体となり、始皇帝の時代から繰り返されてきた周辺国制圧、朝貢体制づくりで自身の権力基盤を維持した王朝の行動と同じ思考と。トランプの繰り出す手は、中国に照準があって、台湾も北朝鮮もその戦端として取り組まれていて、トランプにはもはや中国への幻想はないと。米中衝突、アジア戦乱は必至で、起点は、中国共産党の中華帝国主義に。軍事行動の背後がよめた気がする。2017/05/03

ポンさん

2
米中の歴史において、両者のスタンス ー中国の「中華秩序の再建」VS 米国の「アジア太平洋地域の独占禁止」ー が全くブレていないことに驚いた。そのブレのなさが、タイトル通り、米中衝突が「歴史の必然である」ことを証明している。 連日ニュースになっている貿易戦争を見てもトランプは今後もやってくれそう。 ただ日本も、尖閣諸島や沖縄分断工作(?)の問題を抱えており、両国の衝突が飛び火する可能性が大いにあるとのこと。 そういった情勢を踏まえると、米軍基地の維持はもちろん、憲法改正は必須だけど、安倍さんなら大丈夫かな。2019/05/29

風見じじい

1
鄧小平の野心を隠して周囲を油断させて力を蓄える政策からそれを脱ぎ捨てた習近平の中国の本心を明らかにした政策が周囲に警戒心を掻き立て、アメリカが敵対的になってきたことをわかりやすく書いています。2018/11/01

terry

1
中国出身の石平さんだけに中国の歴史分析に説得力がある。長期構想で動く中国、日本も100年後を見据えたビジョンが必要と危機感を覚える。2017/06/20

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