内容説明
群雄を次々と打ち破り、覇王となった織田信長。だが“彼”には大いなる秘密があった。女に生れるも、父にその才を見込まれ、嫡男として育てられたのだ。知るのは近親と臣下のごく一部のみ。大胆な人材登用、新たな戦法の採用、楽市楽座、それらは全て女ならではの発想によるものだった。猛将・知将との隠された恋、そして本能寺の真相。驚天動地──新たな戦国絵巻が紐解かれる。(解説・井家上隆幸)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
66
面白かったです。もし織田信長が女だったらという視点で描いているので、新鮮でした。歴史の数々を女ならではの大胆さで発想するのも納得です。新たな戦国絵巻を見たようでした。2021/05/27
sayan
41
読み始め最初の10ページで、雰囲気が昭和の昼ドラに近く、あまりに生々しい描写に目眩める。2013年に天海祐希主演でドラマ化していた。もともと本能寺の変をめぐる人物描写が書き手によって異なることが面白く、その一環で本書を手にとった。が、本書はあまりにも「女」部分を強調しすぎ、食傷気味、いや、古典的な展開と描写に「なんじゃこりゃ」と衝撃を受ける。身も蓋もなく書いてしまえば「女」という強みを使い、そして弱みが波乱をよぶ物語展開。ただ、性とグロだけではなく、本設定だからこそリアリティをもつ武将の心理描写が斬新だ。2018/01/23
アイゼナハ@灯れ松明の火
33
佐藤賢一氏の描く歴史のif「信長公もし女性なりせば」いろんな事が説明できるというよりは、毎度のことながら、氏の女性に対する尽きせぬ憧憬が匂ってくるようで、その辺を楽しみながら読みました。信長が女性だったとしたら、本能寺の変は如何なる理由で起こったのか?事の成り行きには、正直史実を忘れて「おぉっ」と思わされてしまいました。この物語で信長が女性である必要性は、この一幕のためにあったのかも知れませんね。明智光秀のファンの方にもオススメの(笑)一冊であります。2012/10/04
からす
29
また、大胆な発想の作品に行き当たった。無理やり辻褄を合わせた感はしたが、信長の大胆な発想の源がよくあらわされていた気がする。2018/04/08
Cinejazz
26
1553年(天文23年)4月、美濃の蝮<斉藤道三>と尾張の大うつけ<織田信長>が、富田正徳寺での会見の場…。面長の顔立ち、切れ長の双眼、聞きしに勝る美男子ぶりの装いで現れた信長が女であることを見抜いた道三…。〝 「父親が死んだとき、何故に女に戻らなかった?」「…わたしは、武門の子などとふんぞり返ってきたわけではなく、大うつけとして辺りを練り歩きつつ、その実は女として、つぶさに世の中をみてもきた。だから民の願いがわかる。民が望んでいるのは泰平の世だ。とことん勝ち抜いて、戰の世を終わらせる人間が現れることだ↓2026/04/09
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