サッカー4-4-2戦術クロニクル 守備陣形の復興と進化

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サッカー4-4-2戦術クロニクル 守備陣形の復興と進化

  • 著者名:西部謙司
  • 価格 ¥1,485(本体¥1,350)
  • カンゼン(2021/02発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784862553805

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内容説明

アトレティコ、レスターはなぜこれほどまでに躍進できたのか?
「4-4-2」の魔術に稀代の戦術解説家が迫る。

最もオーソドックスで最も堅固な守備陣形の最先端「4-4-2」とは何か。


スペイン勢を中心に猛威をふるったブロック崩しも、ブロック強化策の普及とともに沈静化された。
ハードワークの4-4-2でプレミアリーグを制したレスター、ユーロにおけるアイスランドの躍進、チリのコパアメリカ連覇など、
個々の攻撃力で特別優れていないチームでも大戦力のポゼッション型チームを打ち破るケースが増えている。
戦術の歴史は、これまでも攻撃と守備の相克の歴史だった。守備で均整のとれた4-4-2はリバプールの黄金時代からミランによる革命を経て、80~90年代で優位性を持っていた。
00年代はブロック守備に穴を空けたスペイン(バルセロナ)型の攻撃が優位性を示した。
そして、現在は守備側が穴を塞いで再び盛り返している。
(Chapter 2「4-4-2クロニクル」より)

Chapter1:レスターの快挙

レスターの快挙
アトレティコ・マドリー
堅守速攻の落とし穴
バルセロナの4 4 2

Chapter2:4 4 2クロニクル

グランデ・インテル/イングランドの4 4 2
現代型4 4 2の源流リバプール/ACミランの革命
ブラジルの可変式システム/娯楽性の暗黒時代
下げられたライン/バルセロナという“天敵”
ブロック守備の巻き返し シーズンにみる新しい試合の構図 セビージャvsバルセロナ

Chapter3:EURO2016にみる4 4 2のトレンド

ポルトガル 南米のように
イタリア カテナチオだったか?
ドイツの対応
フランス 標準型の4 3 3と4 2 3 1

Chapter4:日本代表と4 4 2

石井義信監督 2トップの採用/横山謙三監督 攻撃型の3 5 2へ
ハンス・オフト監督 3 5 2が登場/ファルカン監督 導入された世界基準
加茂周監督 ゾーンプレス
トルシエ監督 ミラン型4 4 2の3バック版
ジーコ監督 ブラジル式4 4 2
オシム監督 「日本サッカーの日本化」
岡田武史監督 脱オシムの日本化。専守で勝ち取ったベスト16

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

smatsu

6
著者の西部氏はまだJリーグ発足当時の日本国内でサッカー観戦の文化が一般に成熟していなかった頃から今はなきNifty-Serve上のサッカーフォーラムで戦術論などを展開していて、当時はまだ名前を出さずに匿名で記事を書かれていたと思うが、興味深く読ませて貰った記憶がある。そんな戦術マニアである著者が4-4-2戦術をテーマにその歴史を語るというそこそこ読者を選ぶ本ですが、好きな人には面白いと思う。自分は一時期サッカーをあまり熱心には見ていなかった時期があるため第4章の歴代日本代表を語る章が一番面白かった。2024/07/31

3
ブラジルや鹿島の伝統とも言えるこのシステム、とにかくバランスがいい。きっと、朝昼晩の食事も「4-4-2」くらいがバランスいいんだろなぁ(笑)。ただ昔のウイイレだと、攻めまくっているうちに結局2バックになってしまったり...2017/12/06

中性子星

0
間受け、ニアゾーンて言う言葉知らなかった。初心者には結構難しい。 歴代の日本代表のフォーメーションの説明がとてもいい。 サッカーを見るときに見方が変わるかも。 Jリーグ版の解説も期待します。2017/08/22

ホリエンテス

0
4-4-2の陣形をわかりやすく解説。 日本代表も4-2-3-1になじみがあるが、3バックとの違いを含めてクロニクル形式が読みやすかった。 バルセロナのポゼッションサッカーのカウンターとしてのアトレティコの堅守速攻の流れ。 それがまたこの近年でどう変わったかも引き続き興味あり。2020/01/05

Yuichi Saito

0
★★★2018/05/10

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