内容説明
巨人軍からプロレス界へ。巨躯のスポーツエリートは、一人の心優しい男でもあった──。ジャイアント馬場とその妻・馬場元子の初公開の往復書簡など貴重な一次資料をもとに、ジャイアント馬場に最も信頼されたスポーツライターが書く語られなかった真実。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
snakedoctorK
5
世界のジャイアント馬場。 日本プロレスに戻らずそのままStatesにいたらどうなっていたかしら。 馬場さんが日本に戻った理由の一つが馬場元子さんだったとは。 ロマンスですね。 猪木は闘う男のロマン。 馬場さんはロマンスに生きていたんですね。2021/10/30
トト
5
週刊プロレスの記者だった筆者が、プロレスラージャイアント馬場の人生について記した書。内容は、メディアの表側に出ていない、プライベートの事柄に重きを置いています。特に妻の元子さんとのエピソードが満載。原文のママと思われるラブレター(あとがきには数百通とある)は、人柄も垣間見えて面白い。公開した筆者は夫婦に説教されると思いますが(笑)2021/03/07
きりん
2
表紙のイラストが内容を象徴している。これは馬場さんと妻 元子さんのラブストーリーだ。お互いに「あなたしかいない」という熱愛ぶりが、公表された結婚前のラブレターに見て取れる。ごちそうさまでした!2024/07/20
masa
2
元子さんについてはこれでもだいぶマイルドにして書いてるのだろうと思った。馬場さんとの往復書簡の中で、日プロの社長(芳の里)に勝手に会いに行って直談判したとかあってスゲーなと。新潟の実家訪問時、馬場さんが自力で立てなくなったとか、元子さんから全日社員の姪御さんへの目を見張るパワハラ記述やらギョッとした。その姪御さんが本文で川上佳子通称よしこさんとして登場してるのにあとがきでは緒方理咲子さんになるの何故なんでしょう。2021/08/13
オールド・ボリシェビク
2
面白かった。馬場さんの正伝だね。プロレス雑誌記者として、馬場さん夫婦の身近にいたからこそ、書けた一冊だ。愛情こもる夫婦間の手紙など、貴重な資料を駆使して、この歴史に残るプロレスラーの真の姿に肉薄している。アントンとは、人格・識見ともに異なるステージにいた人なのであることがよくわかった。お勧めだ。2021/05/25
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